私たちのいる無印良品と、身近にあるたくさんのお店や人、場所。外に出てゆっくりと歩いてみたら、改めてこの土地の魅力に気づくこともあるはず。スタッフがお店の外へ出て街を歩き、そこで出会った魅力的な場所や働く人をご紹介していきます。
今回は、春日部駅東口から徒歩3分。美味しいお蕎麦とお酒が味わえる蕎麦酒場「玄杜亭」をご紹介します。
2017年に上尾で古民家をセルフリノベーションし、創業した玄杜亭。口コミから評判が広まり沢山の方に愛されてきました。古民家の修繕が必要になったことなどから、2020年5月に惜しまれつつ上尾の店舗を閉め、2020年8月春日部に再オープンしました。
今回取材に応じて下さったのは春日部出身の店主城和慶さん。もともと板金塗装の仕事をされていた城和さんは、2012年バックパッカーとして自転車でユーラシア大陸を旅し、日本人が世界でとても愛されていることや日本食の美味しさを改めて感じたのだそうです。この経験から〝日本の文化を残したい〟という思いが生まれ、お蕎麦好きのお父様の一言がきっかけとなり異業種である蕎麦屋への転身を決めたのだとか。
その後東京の蕎麦屋で2年半修行し、上尾店を創業。玄杜亭という店名の由来は、自転車に使われるクロムモリブデン鋼という鉄の名前からとったのだそうです。
お店で出されるメニューのこだわりは無添加、無農薬、化学調味料の不使用。また、蕎麦粉は使う日の前日か当日に石臼で挽くことで甘みが出て風味が豊かになるのだとか。
ランチの人気メニューは天丼とそばのセット(税込1400円)。ディナーメニューの”錦爽鶏”を使用した自家製チャーシューの鶏丼とそばのセット(税込1400円)も人気です。
また、美味しいお蕎麦だけでなく美味しい日本酒もいただくことが出来るのも玄杜亭の魅力のひとつ。時期によって毎月新しいものを提供しているのだそうです。お猪口には津軽びいどろを使用し、カラフルで可愛らしく見た目にも楽しめます。
店内は女性にも入りやすいお店にしたいとの思いからシンプルな内装にこだわったのだとか。あえて客席を少なくとり、空間を確保したことで広々としたスペースになっています。
玄杜亭は上尾店のときから、口コミで来店されるお客様が多いのだそう。「いつ来ても美味しい」「春日部に美味しいお蕎麦屋さんが出来て嬉しい」そんな声を掛けてくれる方もいるのだそうです。
玄杜亭のある春日部駅東口はこれから大きく変わろうとしています。最後に春日部のいいところと、これからの春日部に期待することはありますか?とお伺いしました。「春日部は災害がなくて住みやすい。これからもっと若い方が魅力が持てる活気溢れる場所になってほしい。」
場所が変わっても、自然と人伝に美味しさが伝わっていく玄杜亭。実直で真面目な人柄の滲み出るご主人が作る美味しい手打ち蕎麦と、こだわりのお酒の数々。
皆様も是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
電話 048-878-9778
住所 埼玉県春日部市粕壁東1-1-14田口ビル1F
営業時間
ランチ11:30-14:00/
ディナー
火水木17:30-21:00(ラストオーダー20:00)
金土17:00-22:00(ラストオーダー21:00)
定休日 日曜・月曜
※営業時間等は変更の可能性がございます。詳しくはお店までお問合せ下さい。
Instagram https://www.instagram.com/kuromoritei/