こんにちは。
MUJIBOOKS担当です。
11月6日には3周年を記念して料理家・文筆家の高山なおみさんと京都在住の編集者宮下亜紀さんをお迎えしてトークイベントを開催いたしました。今秋、出版された『帰ってきた日々ごはん⑫』は、2019年7~12月の日々が綴られていて、私たち京都山科のお店が開店した時期とちょうど重なります。高山さんの日記を読みながら、この3年を思い返し、ぜひお二人にお話を伺いたいと実現した企画です。
高山さんが2016年に神戸に拠点を移されて以来、親交のあるお二人が日々の暮らしや、食べること、おいしいとはどういうことか、テンポよくお話しくださり、聴いている私たちも笑顔になる時間となりました。
おひとり暮らしの今は家族が喜ぶことをいちばんに考えていた頃と比べて、自分のために時間を使えるけれど、だからこそ1日の過ごし方をある程度決めていらっしゃるそう。料理の終わりには台所を清めて、翌朝、新しい1日を気持ちよく迎えられるようにされている生きかたは、今のご自身のこころと体を大事にされているからこそ。
『たべたぁい』は何でも口にいれて、確認したかった頃のことを表現された絵本だったとか。女の子が山をまるごと食べてしまうお話はこの日最後に高山さんが黒板に書いてくださった言葉につながっていきます。
亡くなったお母さまが病床で教えてくれた、人は最期まで食べ続けるということ、しかもそれをおいしいと感じることは、生きることそのものだということ。
歳を重ねるごとにさらに自分の気持ちに真正面から向き合っていらっしゃるのが、素敵な生きかただと思いました。
後ろめたいことも不安もなんでも1回ずつ、ちゃんと感じていけばいい、とおっしゃっていた高山さん。気持ちは毎日変わるものだし、時には“しょうがないじゃん”と思って出来ることをこつこつやっていけばいいんだと元気をもらえました。高山さんのことばは、地面にじんわりと水が広がるように私に馴染んでいくようでした。
聞き手の宮下さんとのお写真はお二人の声が聞こえてくるようです。
イベントの終わりにはサイン会も行い、おひとりずつ感想を伝えられていたのが印象的でした。
最後となりましたが、今回のイベント開催に際し、全面的にご協力いただきましたアノニマ・スタジオさま、ありがとうございました。
トークイベントにご参加いただけなかった方のために、『帰ってきた日々ごはん⑪、⑫』『本と体』にとっても素敵なサインを入れてくださいました。数量限定となっておりますので、お早めに1階Open MUJIでご覧くださいね。
<高山なおみさんのちいさな本棚フェアも開催中>
今回のトークイベントに合わせて京都山科2階 住空間では寝室とキッチンを使って、ちいさな『高山なおみさんの本棚』をご紹介しています。
『本と体』に登場する本や『帰ってきた日々ごはん⑩⑪⑫』を書かれた頃に読まれていた本から、この時期に寝室とキッチンで読みたい本を私たちが選んでご紹介しています。
お鍋でシチューを作りながら、椅子をもってきて本を読んだり、少し早めにお布団に入って、ぬくぬく絵本を読むのはいいものです。
ぜひ、あたたかいお家時間のお供になる一冊を見つけてくださいね。
高山さんの文章を読むと、いつの間にかその世界に入り込んで、見慣れた景色も違って見えるのがすごいなぁと思います。
ぜひ、今の気分に合う本を店内を巡りながら見つけていただけたら嬉しいです。
皆さまのご来店をお待ちしています。
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