11月でオープン一周年を迎える無印良品 京都山科。今月は一周年を記念して、京都山科のMUJI BOOKSから、この一年イベントやつながる市を通して出会った方々の著書をご紹介します。
本のあるくらしがこれからも続きますように。
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『いのちのたべもの』中川ひろたか・文 加藤休ミ・絵 定価(本体1,400円+税)おむすび舎
こんにちは。BOOKS担当です。
私が紹介したいのは、家族のあたたかな会話を通して食の大切さを感じられる食育絵本です。加藤休ミさんがクレヨンで描いたリアルな食べもののイラストに、ぐっと引き込まれます。
なんだか、子どものころ母から頼まれたおつかいを思い出し、なつかしい気持ちになりました。
ある時、田舎の小さなスーパーで私は買い物を終えると、自分のお菓子も買いたくなってしまったんです。そうしたらなんと、お金が足りません。確か3円足りなかったのを覚えています。
お店のおばさんに、「もうお金無いの?」と聞かれて、私は固まってしまいました。今思い返すと、お菓子を返したら良かったのですよね。子供だった私は気づかずに困っていると、おばさんが「今回は良いよ」とやさしい声で言ってくれました。おまけしてくれたおばさんとの思い出は、今でも忘れられません。
『いのちのたべもの』でも、お買い物を終えた帰り道、お母さんが子どもに話す内容が印象的でした。
人や動物、生きているものたちは、いのちあるものを食べている。野菜や植物もみんないのちあるもの。それを日々食べている私たちは、幸せだなあと思いました。
子どもがお母さんにお菓子を買ってほしいとねだるシーンは、くすっと笑ってしまいました。子どもはみんなお買い物に行けば、お菓子もほしくなりますよね。
そして、加藤休ミさんのイラストがよりいっそうストーリーを魅力的に見せてくれます。クレヨンとクレパスで描かれた食べものが、どれもとてもおいしそう。
一人で食事するよりも二人で、友人や恋人、家族、誰かと一緒に食べると、食べものはもっとおいしく感じることができます。
秋になり、家族で囲むお鍋がおいしい季節になりました。私たちの身体は食べたものでできています。食べもののいのちをしっかり感じることができる感じの良い食事をいただきたいですね。
今日のごはんもおいしくいただけますように。
『いのちのたべもの』は地下1階にあります
実は、地下1階の鮮魚売場の黒板を泳ぐ魚たちは、加藤休ミさんがオープン前に描いてくれた絵なんです。みなさん、ご存じでしたか?
年期のある入れ物に入った色とりどりのクレヨンたち。下書きをもとに何種にも色が重ねられ、最後にクレヨンの粉が落ちないように塗料を塗ります。
なんとこの黒板、4mもあるんです。楽しそうに泳いでいる魚たちがとても温かく感じます。
その当時の様子は
こちら
加藤休ミさんの絵本は地下1階の本棚にあります。
迫力あるイラストを、直接手に取ってみてくださいね。
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