【京都山科】だし巻き弁当のひみつ｜咲菜のおそうざい

　地下1階、“惣”と大きく書かれた売場の看板の下にあるおそうざい売場では、毎朝店内厨房で手づくりしているできたてのお弁当を販売しています。
　今日おすすめしたいのは、『だし巻き玉子弁当（玄米入りご飯）』。スタッフの間でも、口コミで大人気のお弁当なんですよ。
　おそうざい屋“咲菜（さかな）”の看板商品でもあるだし巻き玉子が、どん！ と玄米ごはんの上に乗っけてあるお弁当。こちら、見た目以上においしいひみつが隠れているんです。
 
　いただきます！ さっそくだし巻きを箸で持ち上げると、ふわふわで香ばしい鮭のほぐし身が顔を覗かせました。
　ちょうどいい塩加減の鮭とだしが染み染みの玉子で玄米ごはんがすすみます。どんどん食べていくと……。
 
　今度はひじきの煮物が登場。薄あげやお豆など具だくさんのじゅわっとおいしい煮物がごはんに合います。
　もしや？ と思い、端のだし巻きも持ち上げると。
 
　今度は切干大根の煮物まで！
　一見だし巻きがそのまま乗っているお弁当と思いきや、その下には愛情がたっぷり。3種類のおかずの味の違いも楽しくて、最後のひとくちまでおいしく食べられるお弁当です。
　「実はこのだし巻き玉子弁当は“惣菜・べんとうグランプリ2019”で金賞を受賞したお弁当なんです」

　はにかみながら教えてくれた、咲菜のスタッフさん。早起きしておそうざいを素材からていねいにつくってくれるスタッフさんたちは、みんな地元のお母さんです。
　「どのおそうざいにも使う基本のだしも、店内で毎日煮だしているんですよ。安心して食べられる、おうちの味を目指しています」
 
　咲菜のおそうざいってほんとうに味がやさしくて、和食って素材を生かすことのできる文化なんだなとしみじみ感じます。
　ガラス張りから見える厨房では朝も昼もお母さんたちがせわしなくごはんをつくっていて、つくったひとの顔が見えるものを食べられるということも豊かな食生活ですよね。
　毎日でも食べたいお弁当。今日のお昼ごはんにいかがですか？

 

『だし巻き玉子弁当（玄米入りご飯）』消費税込583円


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