京都山科

【京都山科】いろいろの貝|良い魚の日

貝

食のお便り/入荷情報

2020/05/04

 皆さん、おはようございます。
 毎週月曜日は良い魚の日。私たちに元気をくれる、毎日のごはん。肉を食べた次の日は魚、魚を食べた次の日は肉……。とからだと相談しながらバランス良く食べたいものです。

 「この時期はいろんな種類の貝が入荷してますよ!」

 ハギさんの元気は私も見習いたいほど。
 
貝

 ホタテ貝、赤貝、タイラギ貝……。名前は聞いたことあるものばかりなんですが、そういえば、どんな貝殻に守られていたのか知る機会がなかったかもしれません。

 こちらは皆さんもご存知、ホタテ貝。
 
貝

 私が手のひらをいっぱいに広げても負けてしまうくらいの大きさです。「貝殻だけじゃなくて、身も大きいよ」とハギさんもおすすめ。持ってみると驚くほどずっしりと重く、貝を開けるのが楽しみです。

 「刺身もいいけど、ちょっと醤油をたらしてオーブンで貝殻ごと焼くのもおいしいよ。フライパンなら、身をはずしてから焼いてね」
 
貝

 赤貝は、人と同じようにヘモグロビンを含んだ血を持っている、貝では数少ない種類です。貝をあけると、赤い血が流れ、身も赤みがあり、それが名前の由来にもなっているんだそう。まわりが茶色い毛で覆われていて、ちょっぴりこわい見た目ですね。

 「見た目とは裏腹に、ぷりっとしてて、磯の良い香りがたまらない貝ですよ」
 
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 30cmほどのつるっとした平たい貝が、タイラギ貝です。黒から緑褐色の貝殻の表面には光彩があり、思わず目を奪われます。貝柱は甘く旨味が濃厚、それでいてさっぱり。繊維がやわらかく、コリコリとした食感が楽しめるのだそうですよ。

 貝にはスタミナ増強、疲労回復などの効果が期待されるタウリンが豊富に含まれていると言われています。また、タイラギ貝はヘルシーで高たんぱくな食材、赤貝は鉄分を多く含み貧血気味の方におすすめとされています。
 
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 中をそっと覗いてみると、ぱくっと貝が閉じました。

 「びっくりしたやろ、貝は鮮度が命。新鮮なまま食卓に届けたいから、ここに運ばれてくる貝はみんな生きてるんや」

 京都山科の鮮魚売場では、市場から届く旬の魚がたくさん並びます。中には特定の地域でしか獲れないめずらしい魚も。
 
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 「赤貝とタイラギ貝はお刺身がおすすめやね。捌くのが不安って方も安心してや。あとは食べるだけ、焼くだけでいいように、僕たちがその場で捌いてお渡ししますよ」

 頼もしいです!おいしそうだなと思っても、うまく調理できるか不安で手に取らなかった食材っていくつもありますよね。とくに、魚は鱗や骨の処理が大変で、つい食卓に並ぶ回数も減りがちです。でも、お魚屋さんにひと声かければ、調理がしやすい状態で持ち帰ることができるんです。これなら、魚料理のレパートリーも増えそうですね。

 数十種も存在するとされている貝。見ようとして見ると、形や色、味はどれも違います。それに気づいたとき、もっとこの貝のことを知りたいという気持ちがむくむく湧いてきました。
 食べなれた魚もいいけれど、今日はいつもと違う魚を手に取って、食べることについて考えてみませんか。


北海道産 『ホタテ貝』1ヶ 消費税込 800円
兵庫県産『赤貝』1ヶ 消費税込 1,200円
愛知県産『タイラギ貝』1ヶ 消費税込 800円
(値段は取材時のものです)


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