ここ数日、夏が戻ってきたような暑さが続いています。
季節の変わり目は、からだもこころも、ゆらゆらと不安定になりがちです。
そんなときは時間の合間を縫って、好きなことに気持ちを傾けることができたらいいのかもしれません。
さて、ここからは本のお話をしていきます。
MUJIcom武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスには、MUJI BOOKS という本のコーナーがあります。
それは一か所ではなく、店内のあちらこちらに見つけることができます。
その中から今日ご紹介するのは『POPVILLE』というしかけ絵本です。

この本は、言葉のない絵本です。
山の絵からはじまって、ページをめくるごとに、だんだん街になっていく。
絵が立ち上がって、変化していく紙に感嘆しつつも、自然が切り開かれて緑が少なくなってゆくことに、指がとまりしばし考えさせられます。
自分の内側から言葉をひきだしてくれる、そんな一冊です。
MUJIcom武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス