こんにちは。
今日は、9月24日に開催した料理家細川亜衣さんのトークイベントの様子をお伝えします。
当日、開始時間の少し前から突然の雨が降りだしましたが、会場は満席になり和やかな雰囲気ではじまりました。

今回出版された『朝食の本』(アノニマ・スタジオ)は、テーマごとに77のレシピが載っています。
本には、ご自宅のお庭でとれた果実や、近くの山で拾った栗などを使ったお料理も載っていて、お客様と囲むことの多い食卓を季節ごとにくくってあります。
多くの国を旅されてきた亜衣さんですが、一番おいしいと感じるのは、どの国でも、誰かが作ってくれたお家のごはんであると話してくれました。
本の最後には、バターがたっぷり塗ってあるトーストの写真があります。
厚みや温度など、いかにおいしく食べるかにこだわっているという亜衣さん。
お話の端々に、料理することや食べることへの想いが感じられました。

知らない国の食べものに出会い、また人々が食べている風景を見ること。
それは新しい自分自身を知るきっかけにも、なるかもしれません。
深まってゆく黄昏に、亜衣さんのお話を聞きながらそんなことを考えました。
MUJIcom武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス