こんにちは。
無印良品 NEWoMan YOKOHAMA です。
本日はMUJI BOOKSの中から、BON BOOKをご紹介します。
『
BON』は、MUJI BOOKSが推奨するオーダーブックサービスです。
ご自身で画像をアップロードすることにより、オリジナルの写真集、画集などの作品集、ノートを1冊からオーダーすることができます。
BON BOOKは『BON』から派生した、老舗印刷会社がはじめた小さな出版レーベルです。
暮らしの再発見をテーマに、さまざまな領域で活動する著者と続々刊行しています。
本日はBON BOOKの中から、いくつかご紹介します。
◼︎絵本になる前の絵本 荒井良二 3300円
自らの記憶をたよりに、会ったことのない人のなつかしい記憶を描き下ろした23枚の原画集です。
それぞれの絵からたくさんのあたらしい物語が生まれそうな気配が感じられる、そんな1冊です。
荒井さんといえば、明るく鮮やかな色づかいの作品が多いため「色の人」と呼ばれることもあるそうですが、今回描き下ろされた絵の裏テーマは「暗い色の絵」。
巻末のインタビューでは作品への想いも語られています。
◼︎nui project しょうぶ学園 1980円
nui project(ヌイ・プロジェクト)のカラフルな刺繍のシャツや工房の様子などが掲載された写真集です。
1992年に始動したnui projectは、「縫いたいように縫ってごらん」という職員の気づきから始まりました。
好きな材料と好きな居場所で好きなように縫う。計算されていない糸の軌道、下絵のない世界。
鹿児島の障がい者支援施設で生まれた、まるで短編ドキュメンタリーのような1冊です。
◼︎ 折形のコードとモード 山口信博 3300円
相手を思いながら、紙を折りたたみ、贈りものを包む。
掛け紙を巻いたり、包装紙でラッピングしたり、お正月にはポチ袋も登場して、紙幣のような紙ペラでさえも、ていねいにまた紙で包んでしまいます。
忙しい現代社会のなかで忘れられつつある「折形 (おりがた)」は、日本人の生活の中にある美しい伝統です。
伝統的な折形をデザインという視点で捉え直し、デザイン理論や文化人類学視点など新しい知見を加えながら、モード化する。
「ORIGATA」を世界語にしたいという著者の思いから、思い切って全編日英バイリンガルで構成されています。
表紙に貼り込まれた題箋は、糊付けされているので折ることはできませんが、筋に沿って紙を折っていくと「箸包み」の雛形になるという仕掛けも隠れています。
◼︎ わたしの中国茶 辻和美 2800円
金沢のガラス作家、辻和美さんが中国茶と出会ったのはおよそ10年前のこと。
台北の展覧会のために中国茶器を制作したのがきかっけで、だんだん中国茶の奥深さや美味しさに導かれて、ガラスの茶道具をつくるようになったそうです。
この本は、個性豊かな茶具や雲南省の茶畑に出向いた茶の里体験記、金沢に2024年にオープンしたショップ&ギャラリー「factory zoomer/life」での茶話会の様子などが、写真と文で綴られています。
茶具は非日常へのスイッチであり、ふとした美味しい癒しの時間を習慣にしたくなる、中国茶入門にもうってつけです。
中国茶と生活工芸の密かな交流をまとめた一冊です。
いかがでしたか。
BON BOOKが手に取ってご覧いただけるのはMUJI BOOKSだけです。
NEWoMan YOKOHAMAでは7階でご覧いただけます。
ぜひお店でご覧くださいませ。
無印良品 NEWoMan YOKOHAMA