MUJIキャナルシティ博多

【MUJIキャナルシティ博多】恥ずかしい料理|MUJIBOOKS

【MUJIキャナルシティ博多】恥ずかしい料理

MUJI BOOKS

2021/01/25

こんにちは。MUJIキャナルシティ博多です。
BOOKS担当より新しく入荷した本のご紹介をいたします。
 
『恥ずかしい料理』
著者:梶谷いこ
写真:平野愛
発行:誠光社
価格:1,800円+税
 
この本には見栄えする料理ではないが、
その人が、生活が、除き見ることができる料理が
7組のふつうの食卓を通してエピソードや写真とともに紹介されている。
 
読み進めていくとある記憶が蘇ってきた。
――――――――――――――
仕事が終わり、くたくたの身体で自転車を漕ぎながら
「今日も“ぺぺ”にしようか~」
「じゃあ今日も分身の術で!」
 
家につき手を洗い、ひとりはすぐお風呂へ、
もうひとりはキッチンへ。
ベーコンと冷蔵庫にある葉野菜を炒めつつ
鍋に入れた水を火にかける。
シャワーを浴びたらバトンタッチ。
パスタを茹であげ麺をフライパンで絡める。
お皿に盛ったタイミングで
お風呂から出てきてふたりで席に着き
「「いただきます!」」
料理はノンストップで行われ、
あっという間に完成する晩ごはん。
【MUJIキャナルシティ博多】恥ずかしい料理
わたしたちの「いつものご飯」ペペロンチーノ
 
決していわゆる映えるものではないけれど
余ったキャベツやほうれん草でできるし、
ふたりで分担して作るからスピーディー。
多めに茹でたパスタでお腹もいっぱい。
遅く仕事が終わってへとへとで、早くゆっくりくつろぎたいわたしたちが定番にしていた晩ごはん。
 
人に見せるのは恥ずかしいけれど、
わたしたちの生活がぎゅっとつまっている料理。
――――――――――
家庭料理は受け継いだり、好き嫌いで変化したり。
いつまでも変わることのない定番の一皿もあるけれど、
取り巻く環境やライフステージが変わったら滅多に登場しなくなる、
その時々を表す思い出の一皿もあるな、と。
あのときのペペロンチーノを思い出しました。
 
コロナ禍で食卓の様子も変わったのではないでしょうか。いつか時が経ったときにあの頃こんなだったなと思えるように、とりあえず食卓の様子を写真に収めておこうと思うきっかけになった本でした。
 
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