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【MUJIキャナルシティ博多】うきはのつづら棚田「棚田まなび隊」へ参加してきました|イベント紹介

キービジュアル画像:うきはのつづら棚田「棚田まなび隊」へ参加してきました|イベント紹介

その他

2019/08/23

こんにちは。

MUJI キャナルシティ博多です。

8月もあっという間に終わりを告げようとしていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

今回は、先日8月11日(日)に、参加した

「棚田まなび隊」での活動レポートをお送りします。

 

「棚田まなび隊」とは?

日本棚田百選「つづら棚田」のあるうきは市の新川地区で、

2003年より、集落調査を行っていた九州大学菊池研究室が中心となり、

OBや現役学生をはじめ、一般の参加者が共にうきはの棚田や暮らしのことを学びながら耕作を行う活動です。

 

MUJI キャナルシティ博多では、この活動に共感、賛同し、毎年定期的に参加させて頂いています。

 

さて、第9回目の今回は、草刈り、収穫、そして、サバメシ体験とのこと。

サバメシと聞いて、「鯖飯」だと思い込んでいたことは内緒にしておきたいと思います。

 

早速、棚田に到着。

私は、田植えから二度目の参加でした。

いかがでしょう。

こちらが、つづら棚田です。

青々と広がる稲穂たちや、土の匂い、そよぐ風、川のせせらぎ。

街とは明らかに違うおいしい空気。身体も心も一瞬でとかされてしまいます。

 

しばし深呼吸しているうちに、参加者たちも集まり、いざ、田んぼへ!

その道すがらにもキウイや、栗の木が。

少しの移動中も、

「あ!栗だ!」

「キウイがなってる!」

と、いたるところに興奮してしまいます。

 

そうこうしているうちに、田んぼに到着。

田植えで植えた苗がすくすくと元気に育ち、おいしいお米ができるために、大事な草取り作業。

いよいよスタート!

素手や鎌、草刈り機を使ってどんどん草を取っていきます。

電線の柵、その名も「電柵」の周りは、雑草が触れるとうまく働かないことがあるそうで、

入念に草を取ります。

 

さて、雑草、水草の中には、なんとも可憐な紫つゆ草などもあります。

綺麗に咲く青紫色の花の姿に、つい、一瞬手を止めそうになりますが、そこは、

「美味しいお米を守るため!」

と、気を取り直して容赦なく取り去っていきます。

水をはうたくさんの水草たち。

取ったり、すくった草は網の中にいれて、

なかでも一番の大敵はこちらのヒエ。

こちらが稲穂。

どうでしょう。葉っぱの部分などは特に、よく似ていると思いませんか?

うっかりすると見落としそうですが、ヒエは、お米の成長に大切な栄養をどんどん吸い取ってしまう雑草。

そのため、取れるとなんだか大きな達成感があります。

黙々と草取りに集中するMUJIキャナルシティ博多のスタッフ。

稲穂の海に素潜り。

稲を傷つけないよう、転ばないよう、用心しながら田んぼを進んでいきます。

まなび隊の活動では、田植えが終わってから稲刈りまでの間、こうして何度も何度も草取りをしています。

 

前回の活動は、悪天候で中止になったにもかかわらず、隊員さんや、一般参加者の方々のこれまでのがんばりのお陰で、

田んぼの状態は良好状態だったようで、一安心。

草取りの成果がそこここに。

気のせいかもしれませんが、水草が減ったからなのか、カエルものんびりしているように見えます。(どこにいるか探してみてくださいね。)

近くには、何匹ものカエルさんが集まってきていました。

か、かわいい・・・。

 

熱中症対策のため、合間合間に休憩をとりながら作業を続けます。

田んぼの草取りの後は、畑の草取り、お手入れ、そして、ワクワクいっぱいの収穫です!

泥だらけになった長靴をいったん洗って、畑へ。

作業開始!

甘長唐辛子が鈴なりになっています!

どんどん草取り、お手入れ、大収穫祭。

真っ赤なミニトマト、たくさん獲れました!

紫蘇の葉、パンダ豆、しし唐、ピーマン、なす、ミニトマト、スイカ。

豊かな土と水で育った、見るからに元気なお野菜たち。

自然の営みや、人の手に守られて、これだけたくさんの新鮮なお野菜が収穫できているのを思うと、

感心し、感謝せずにはいられませんでした。

 

さて、畑での作業も終わり、お楽しみのごはんタイム!!

待ってました!鯖飯!

ではなく、サバメシ!(サバイバル飯の略)

 

今回は、無印良品でも大人気のカレーをみんなで食べましょう、ということで、

早速カレーには欠かせないご飯を、なんともサバイバルな方法で炊いていきます。

 

飲み終わった空き缶と、牛乳パックで、レッツサバメシ!

虎の巻の通りに作業を進めていきます。

思わず忘れかけた夏休みを思い出しながら、楽しく手作業します。

空き缶のお釜とかまどでいざ点火!

どんどん薪(牛乳パックを切ったもの)をくべていきます。

みなさん煙に涙しつつ、火を見守ります。

ここで初めて、火を一定に保つことがこんなにも難しいとは・・・と、その難しさを思い知りました。

炊けました!

綺麗に炊けているか、ドキドキの瞬間。

せーの!

やったー!きれいに炊けました!おこげもあります。

まなび隊のみなさんが準備してくださった、無印良品のカレー。なんともワクワクする光景が広がります。

採れたて新鮮トマトも食卓にのぼりました!

いただきます!

みんなで、

「これが好き」

「これが美味しい!」

と、お気に入りのカレーを探しながら、自分で炊いたサバメシでわいわい食べるカレーは格別でした。

先日、無印良品でもお客様からの人気投票の結果が出ていたカレーですが、今回、参加者の中で一番人気が高かったのは、

エビのクリーミーカレーでした!

 

素材を生かしたカレー プラウンマサラ

↑商品の情報はこちらをご覧ください

 

みなさまもよかったらぜひ、お試しになってみてくださいね。

江戸時代の頃より人々の手で守り、つながれてきたつづら棚田。

新川地区には約300枚の棚田があるそうです。

学び隊として、耕作に参加することも、棚田を守り、次の世代に受け継いでいくことにつながります。

 

棚田学び隊の活動をはじめ、いま、つづら棚田は「棚田を守る会」という近隣の農家の方々を中心に、

その手によって守られています。

ですが、守る会の方の平均年齢は年々高齢化が進み、今後の棚田を守っていくうえでの深刻な課題となってきています。

 

棚田の風景をじっと見つめていると、人間と自然、多様な生き物たちの営み、それを守ってきた人々の息遣いを感じ、

不思議な感覚に陥ります。

今回ご紹介したつづら棚田。

9月に当店で棚田にまつわるトークイベントを計画中!

棚田まなび隊から『棚田の神様』と尊敬されている方にご登壇いただく予定です。

トークイベントの詳細は近日中にイベント情報として公開予定。

 

棚田まなび隊の稲刈りは9月29日(日)を予定しています。

MUJI キャナルシティ博多のイベントとしてもご紹介予定です。

どちらも決まり次第お知らせしますね。

ホームページとMUJI passportアプリをチェックしていてください。

 

稲刈り以外も体験してみたい!棚田に行ってみたい!と思われた方はこちらからおねがいします。

浮羽まるごと博物館

おまけ。

初めて聞きましたが、お米には花が咲くそうです!

こちらは咲いた後のもの。

 

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