こんにちは
イデーショップ二子玉川店 野坂です。
先日ミニギャベをメインにたくさん仕入れて参りました。今回は作り手の個性が詰まったギャベの魅力についてご紹介していきます。
まず、ギャベとはイラン南西部シラーズ地方を遊牧する部族、カシュカイ族が手織りする絨毯のこと。もともとは山岳地帯や砂漠での過酷な遊牧生活で毛足の長い絨毯を敷くことにより暑さ寒さをしのぎ、快適に暮らすための生活道具として代々受け継がれてきた敷物です。そのため丈夫で永く使えるほど耐久性に優れています。
手織りならではの弾力性と、ふかふかな手触りはとりこになります… 羊毛にはキューティクルのような成分が含まれており、汚れが付きにくく機能性もあるギャベ。
デザインのルーツは生活の中で眺めてきた広大な大地や動植物から。家族や仲間、自然を大切に思う気持ちを木や花、動物へ託し草木染の鮮やかな糸で紡いで織り手の自由な発想で織られたギャベはユニークで、一目見ただけで心掴まれるデザインがたくさん◎
□シラーズ ウール×ウール 192×156cm ¥180,000 (税込)
こちらは大判のギャベ。木や動物、四角などさまざまなモチーフがランダムに織られており、織り手の豊かな発想が活かされたデザイン。落ち着いた深いネイビーに、明るい色合いのモチーフが印象的な1枚。毛足は長めでふっくらとしたふみ心地です。 DIMANCHE SOFAやヴィンテージ家具との相性も抜群◎
□カシュカイギャベ ¥1,1000(税込)~
40cm角のミニギャベはタペストリーやシートクッションとして。普段使っているチェアにプラスするだけで風合い豊かな印象に。
□カシュカイギャベ(丸型) ¥14,300(税込)~
丸型タイプだと様々なチェアとの組み合わせもしやすいです。
こちらは個人的に推しなライオン柄。イランではライオンは絶滅したと言われています。織り手である遊牧民の女性たちはライオンを見たことがなく、皆思い思いに膨らませて自由な感性でデザインをしているようです。なので同じライオンでも威厳のあるライオンや人の顔のように見えるものがいたり、時折ヘンテコで愛くるしいライオン柄があるのはそういった背景から。
植物や動物モチーフには様々な意味が込められており、その中でもライオンは「力強さ・たくましさ・知恵や勇気・権力」などの意味があるそうです。どんな気持ちで織ったんだろう?と想像しながら眺められるのもギャベを楽しむ一つのポイント。心に響くデザインが見つかったら、ぜひその出会いを大切に。
手仕事のぬくもりと織り手の個性を楽しめる表情豊かなギャベ。是非、生活の道具として取り入れてみてください。店頭にはご紹介したもの以外にも様々なサイズや柄のギャベがあります。皆さまのご来店を心よりお待ちしております!
イデーショップ二子玉川店