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【アタッシェドゥイデー新宿店】再生硝子の世界

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スタッフのおすすめ

2022/07/13

こんにちは。アタッシェドゥイデー新宿です。
連日暑い日が続いていますね。こんな季節は、涼しいところで冷たいものがほしくなります。
今回は、そんな暑い日に涼を与えてくれる、なんとも涼し気な硝子作品のお話しです。


アタッシェドゥイデー新宿では、7月29日金曜日より、星耕硝子、ニジノハ、ヤマノネ硝子の3組の硝子作家さんによる硝子展を開催いたします。


今回の企画展でご紹介する作家さんは、皆さん手吹き硝子の担い手です。

手吹き硝子は、その名の通り、棹と呼ばれる長い筒を吹いて、膨らませることで形を作ります。ひとつひとつ手作業で作られる作品は、2つとして同じ形はなく、柔らかく温かみがあるのが特徴です。


その手吹き硝子の中でも、今回は再生硝子についてご紹介します。


再生ガラスとは、空き瓶や窓硝子などの廃品を使用して作られる硝子製品のことです。
最も有名なのは、沖縄の琉球硝子ではないでしょうか。ご存知の方も多いかと思います。

戦後の少ない物資の中で、コーラや一升瓶などの廃瓶を使用して作られ、琉球硝子は発展していきました。

その存在は、戦時需要、本土返還後の観光客の増加に伴う土産物など、戦後から現代までの短い期間の中で目まぐるしく変化していきます。


1998年、沖縄県は琉球硝子を「伝統工芸品」として認定しました。
現在では、土産物としてはもちろんですが、「工芸品」として認識している方も多くいるのではないでしょうか。


そんな琉球硝子の魅力は、何といってもそのぽってりとした厚みのあるフォルムと廃瓶から生み出される様々な色です。


厚みのある硝子は丈夫で割れにくく、扱いやすいため、沖縄の飲食店でも多く利用されています。


独特の色は利用する廃瓶の色によって決まります。

一升瓶やビール瓶からは茶系
シークワサーなどの果汁の瓶からはグリーン系
バヤリースやジャムの瓶からは透明

窓硝子は薄いグリーンが入っており、淡いグリーンの作品が生まれます。

透明な硝子と色硝子を合わせて使う事で、グラデーションのように表現された作品も数多く見受けられます。


また、他の硝子作品では粗悪品とされることの多い気泡も、琉球硝子では味として表現されます。現代では、わざと気泡を入れるため、重曹を攪拌させて製作されることもあります。


今回の企画展では、ニジノハの作品が琉球硝子です。沖縄県は奥原硝子製造所で修業された平岩愛子さんが、ひとつひとつ心をこめて製作されています。



外は燦々と暑い夏の日差しが降り注いでいますが、店内には涼しげな透明感溢れる作品たちが並びます。
ご自宅でお気に入りの作品で涼を感じるのもオススメの夏の過ごし方です。どうぞ、素敵な作品をお手に取ってお楽しみください。


アタッシェドゥイデー新宿店ではルミネのWEB決済も承っています。
ルミネカード、Viewカードをお持ちの方はご来店いただかなくてもWEB決済でお買い物をしていただくことができ、ご自宅で商品のお受取りが可能です。
詳しくは当店までお問い合わせください。
 
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