期間:2022年2月16日(水)~3月7日(月)
場所:IDÉE TOKYO
IDÉE TOKYOでは3月7日(月)まで瀧川かずみさんによるロウ引きかばんの展示会を開催中です。
多摩美術大学にて彫刻を学んだ瀧川かずみさん。彫刻制作の過程で蝋引き鞄が生まれ、2012年より鞄の制作を開始されたそう。現在は国内外で展示会を中心に活動を行っています。
ロウ引き帆布で作られている瀧川さんのバッグはそのままでも丈夫。
ですが、長くお使いいただくのにはちょっと手を掛けてあげるのもおすすめです。今回は瀧川かずみさんのバッグのお手入れ方法をご紹介します。
<はじめは硬く、だんだんと柔らかくなる>
こちらは3年目を迎えた瀧川さんのかばん。使い始めはかなり硬めの質感ですが、使い込むうちにだんだんとやわらかくなっていきます。
柔らかくなりはすれど、目の詰まった帆布生地は年数を経ても自立するほどしっかりとしています。
耐久性向上と若干の撥水効果を発揮する蝋引き加工が施されているので、使い続けるうちに折れや擦れによるチョークマークが表れます。
新品のパリッとした生地感がお好みであれば、ドライヤーを生地表面に当ててみてください。
熱でロウが溶けて硬さを取り戻すことができます。チョークマークも同様に熱を当てることで消すことが出来ます。
今回のPOP UPでお取り扱いしているカラーはチャコール、グレー、ナチュラル、レッドの4種類。
帆布自体の色であるナチュラル。いわゆる生成です。
(グレー)
(チャコール)
チャコール、グレーは柿渋染めしたものを鉄媒染しています。品のあるグレーは陰ながら推したい色です。どのような服にも合います。
2021年に開催いただいたイデーショップ梅田でのPOP UPより制作を開始したレッドは、インド茜という木の一種を使って染めています。やや黄味がかった、朱色のような落ち着いた色味になっています。
初めてお使いになる際には色移りを避けるため、白いお洋服を着るのは控えることをおすすめします。
また、引きずったり壁にこすれたりといった強い摩擦を加えても色移りする可能性があります。
ほかにもよくいただくご質問がこちら。
Q.汚れたときはどうやって洗えばいいですか?
A.色落ちしたり、ロウ引きの風合いが変わったりしてしまうため、水洗いは避けるのをおすすめします。汚れた場合には表面をブラッシングしていただくか、汚れた箇所のみ塗れた布で軽く拭き取って下さい。
Q.雨に濡れてしまいました。乾燥機で乾かせますか?
A.暖房器具や火器付近、夏場の高温になる車内での放置はロウが溶けだす危険がありますのでお控えください。タンブラー乾燥も同様の理由で危険です。
雨などでバッグが濡れてしまった場合は、乾いた布で表面を拭き陰干しをしてください。濡れたまま摩擦が加わると色移りの危険があります。
Q.保管はどうすればいいですか?
A.使わないあいだは直射日光を避けた場所にしまっておきます。
瀧川さんは生地の裁断、染色、縫製、蝋引き、全ての過程をお1人で製作されています。一つひとつ大切に作られたバッグにはどれも色味に若干の違いがあり、手に取ることで感じられる良さがあります。
草木染めによる優しい風合いと蝋引きで得た丈夫なこのかばんは、独自の研究の末にたどり着いた瀧川さんにしか製作できないものでしょう。
手荷物を入れる鞄として、ブランケットや雑誌をしまうインテリアとして、永く愛用できるバッグをぜひご覧ください。
瀧川かずみさんの展示会は3月7日(月)まで開催中です。通販でもご購入いただけますので、お気軽にお問い合わせください。
<通販での購入方法>
インスタグラムDMまたはお電話にて承ります。
instagram @ideetokyo
TEL 03-5224-8861
*イデー東京公式インスタグラムアカウントのプロフィールに、当店への連絡先が記載されています。こちらからEメールでのご連絡もいただけます。
①ご希望のお品物、数量、お名前、電話番号、お届け先をお申し付けください。
*配送料は商品代+¥500~のご案内です。
②通販でのお支払い方法は銀行振込のみでございます。
お問い合わせをいただいた際に、お客様へご入金先をお伝えいたします。
③ご入金の確認が取れ次第、ご希望の宛先までお送りいたします。
<お店への行き方>
○場所
東京都千代田区丸の内1-9-1
JR東日本東京駅改札内
グランスタ東京 B1F スクエアゼロエリア 48番
①丸の内地下中央口から
改札入場後、銀の鈴待ち合わせ場所方面に直進。左手のはせがわ酒店を越えたら左折して直進。ピエール・エルメ隣。
②グランスタ地下北口から
八重洲・丸の内連結通路途中のグランスタ地下北口から入場し直進。右手のガトーフェスタ・ハラダをこえて左手。