【堺北花田】なにわの伝統野菜、難波ネギ｜周年市 おいしいは継がれていく。

　みなさんは「なにわの伝統野菜」を知っていますか？なにわの伝統野菜というと、私たちになじみ深いのは「難波ネギ」。そう、当店で取り扱っているねぎ焼きやアヒージョに使われている野菜です。

　これらの商品に使われている難波ネギをつくっているのは、大阪府松原市にある稲田ファームさん。日本最古のネギとも言われる難波ネギを50年以上にわたってつくられている農家さんです。実際にスタッフが畑にお邪魔して収穫体験をさせていただきました。
 
　難波ネギの収穫はにんじんや大根のように上から引っこ抜くのではなく、根っこを持って倒して収穫します。青い葉っぱの部分には、難波ネギの一番の特徴であるぬめりがあり、この中に甘みと旨みがぎゅっと詰まっているんです。
 
　収穫した難波ネギをよく見ると、根っこのほうには土がたくさんついていました。これはネギがしっかり根を張って土からたっぷり栄養をもらっていた証。ネギが根を張りやすく、元気に育つために、ふかふかの柔らかい土をつくっているのだとか。
 
　「人間といっしょやよ。おいしいごはんで人は幸せになるやん。野菜も土から栄養を吸い上げてるから、ごはんがおいしくなかったら全然育ってくれへんからな」と生産者の稲田さんは語ります。
※難波ネギ収穫レポートより抜粋
 
　また、畑にあったアーチ状の青い柵。これにも秘密が。難波ネギは一般的なネギと比べて葉っぱが柔らかいのが特長で、風が吹いただけでも折れてしまうのだそうです。
　この柵は柔らかい難波ネギを守る役割があるんですね。そんなデリケートな難波ネギは、機械を使わずに全て手作業で収穫されているのだとか。
 
　土づくりから収穫に至るまで、おいしい難波ネギを育てるためには、細かなところまで気を抜けません。こうして愛情いっぱいに育てられた難波ネギは加工され、私たちのもとへ届きます。

　普段何気なく食べているものもバックグラウンドを知ると、愛着がわいてよりおいしく感じられますね。

　18日（金）から21日（月・祝）の周年市期間中は、稲田さんの難波ネギや地元・大阪うまれの野菜をつかった商品が店頭入口にたくさん並びます。
   
　ぜひこの機会に、大切に育てられた野菜を味わってくださいね。
 
　人間は未来に何を残すことができるのでしょう。おいしいってなんだ。私たちは四年前の開業からずっとつないできたこの問いをこれからも地域の皆さんと一緒に語り合いながら無印良品イオンモール堺北花田をもっともっと良い場所に育てていきたいと考えています。良い畑には良い土が継がれていくように。あきらめずに。くりかえす毎日に感謝をこめて。

周年市
おいしいは継がれていく。
2022.03.20　4th　Anniversary
 

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無印良品　イオンモール堺北花田　2022.3.17