『もういくつ寝ると……』と、お正月までの日数を数え始めるのは少し早いでしょうか。けれど師走はいつも、あっという間に過ぎてしまいます。今からゆるゆると準備を始めて、年末年始をすっきりした気持ちで迎えましょう。

いまフードコート前の屋台に集まっているのは、日本中のお正月飾り。
お正月飾りは、清められた場所であることをしめし、年神様というお正月の神様をお迎えするための目印として飾ります。
地域の伝統や、つくり手の思いや個性によって、さまざまな形のお正月飾りが日本全国にあります。

私が気になったのは、『宮崎・亀』。
「亀は万年」。長寿の象徴として縁起が良いだけでなく、小さな亀が玄関先にいたら、見るたびにほっこり心が和みます。

こちらは『広島・三重丸』。
広島の厳島神社周辺のお飾りです。
国産の稲藁の良い香り、素朴な表情に、どこか懐かしいような心地がします。

ほかにもいろんな顔があるお正月飾り。
売場を通りかかった際は、足を止めてみてください。
自分のゆかりの地域や、まったく知らない飾りがあって、おもしろく見ることができますよ。
お正月飾りは玄関や扉、勝手口など、お正月の神様をお迎えする場所のほか、神棚や水周りなど、幸福や安全を祈りたい場所にも飾ります。
飾るなら、松の内に入る12月13日から12月28日の間に。
29日や、31日に取り付けるのは縁起が悪いとされています。
古き良き日本の風習を楽しんで、お正月をこころよく迎えましょう。



無印良品 イオンモール堺北花田