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【イオンモール堺北花田】わたしの名前は「本」|私とこの本

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2019/11/15

 こんにちは、BOOKS1号です。

今週、読んでおすすめする本は『わたしの名前は「本」』です。

すべてのページが「わたし=本」の目線で綴られた本。「本」がおしえてくれる、大切な「本」の物語。

『 わたしの名前は「本」』

出版社: フィルムアート社  

作:ジョン・アガード 画:ニール・パッカー  訳:金原瑞人 

 実家の物置で探し物をしていました。探していたものとはちがう、何やら古びた段ボール箱を見つけました。物置のすみっこで、何年もそこに佇んでいたのに忘れられていた箱。

開けてみると、児童文学の絵本がセットで出てきたのです。ピノキオに小公女、ながぐつをはいたねこなど。大きな本が20冊ぐらい入ってます。その横の箱にも、ドレミファブックという童謡と童話の本が。

もう探し物なんてそっちのけです。

本を眺めていると、幼いころひとりでゴロゴロしながら何度何度も読んだ記憶が一瞬でよみがえります。年月を感じるよごれやシミ、古くてかびくさいにおいがするのですが、私にとってはとてもいいにおいです。古い本特有の、本好きにはたまらないもの。この本にも「わたし(=本)の古くてかびくさいにおいは、古本屋などで本をあさる本好きの人にとっては、心温まる香水のようなものだ」と綴られています。

 訳者のあとがきの「いったい、本って、なんなんだろう」という問いかけ。本好きの両親のおかげで、私にとっては本は生まれたときから常にそばにあるもの。ときにはなぐさめとなり、ときには大切なものを思い出させてくれる。そして、人生の指針となるときも。本は私にとって大切な存在です。

 本好きの方はぜひお手にとって読んでみてください。「本って、なんなんだろう」って思われた方も、ぜひどうぞ。

「私とこの本」で紹介の本は、今日のずっといい言葉の黒板の下にあります。

 

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