半夏生(はんげしょう)とは雑節という暦で、夏至から数えて11日目にあたる7月2日頃のこと。2020年は7月1日です。
7月上旬といえば梅雨にあたり、農作物を育てる上でひとつの目安となる時期にあたります。
ちょうどその頃に、関西では豊作を祈って“たこ”を食べる習慣があります。これは、作物が“たこ”の足のように大地にしっかりと根を張ることを祈願するといった意味が込められているそうです。
今日は“たこ”について、たこ焼きが大好きな鮮魚担当・岩切さんに詳しく教えてもらいました。
■まだこ
「“たこ”は丸くて頭のように見える部分に内蔵が入り、目と口のように見える漏斗が頭、その上に足が生えているので“いか”と同じ“頭足類”と呼ばれます」
「私たちが“たこの足”として認識しているのは実は“たこの腕”で、この腕を使って獲物を捕らえます。腕にたくさん付いている吸盤には食感や味を感じる神経があります」
「“たこ”の雌雄を見分けるには、足の先を見ればわかります。〇印のように 雄は8本ある腕のうち、1本が交接器になっていて先端には吸盤がありません」
「2列に並んだ吸盤を見ても雌雄を見分けることが出来ます。
雄の吸盤は円の大きさがまばらで、大きいものや小さいものがあります。大きな吸盤が目立つようであれば雄です。
雌の吸盤の円はサイズにばらつきがなく、2列均等に並んでいるのがよくわかります」
この写真の“たこ”は雄だと、わかりますね。
■手長たこ
「胴に比べて腕が長く、5倍にも達するところからこの名前がついています。
柔らかめの身は、煮込み料理などにむいています。瀬戸内海沿岸では煮付けたり、唐揚げや天ぷらなどに料理します」
■今日の入荷のたこ
兵庫県産『蒸しまだこ(刺身用)』100g 消費税込498円
モロッコ産『蒸しまだこ(解凍・刺身用)』100g 消費税込298円
■今日のお寿司
人気の『にぎり寿司盛り合せ』にも“たこ”が入っています。
『にぎり寿司盛り合せ』1折 消費税込798円
当面の間、10:00から19:00までの短縮営業とさせていただいております。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
無印良品イオンモール堺北花田 2020.06.23