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【みんなみの里】今年の秋には鴨川七里が豊作のようです

キービジュアル画像:今年の秋には鴨川七里が豊作のようです

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2019/02/28

 冷たい雨が降る中、今日は大山寺にて『筒粥神事』がおこわれました。
 筒粥神事とは、住職が祈祷する中、釜で炊かれた米粒の数によって、その年の農作物の作柄の吉凶を占うものです。



 今日は雨のため、はじめは釜の火が点きにくかったり途中で消えたりと少々てこずりましたが、すでに熱湯が沸いていた釜に 9:30 を過ぎ頃玄米を投入し、火が消えないように気を付けながら注意していました。沸騰してきたら棒にぶら下がった数字の書かれている竹筒を釜に入れます。





 その後 10:00 になり、各部落の代表たちが列席する中、住職の五穀豊穣を祈る祈祷が始まりました。その間も釜の中で玄米はぐらぐらと炊かれ、祈祷が終わった頃にはやわからなお粥が出来上がっていました。



 そして、釜から竹筒のぶら下がった棒を引き上げ、それぞれの竹筒に入った米粒を数えていくのですが、じつは、この作業が少々難しく、炊きあがった米粒がとてもやわらかい為に箸にくっついてしまい、なかなか進まないという状況におちいります。でも、ひと粒ひと粒大切に数えること自体が、かつては農家の祈りだったのかもしれません。



 やがて全竹筒の米粒の数が出そろい、別に用意した農作物の名前が書かれた表と照らし合わせてみました。



 その結果、今年の収穫は「鴨川七里」が豊作と出ました。
 復活した枝豆「鴨川七里」は、収穫期間が10月下旬から11月はじめの約二週間という貴重な作物なので、占いといえども豊作と出たのはありがたいことです。
 地球規模の気象状況の変化によって、思うように農作物を栽培できなくなってきています。どんな結果になるのか楽しみでもあり、ちょっと不安なところもありますが、少しでも良い結果になるように祈っています。

 

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