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【みんなみの里】今年は長狭米が豊作です | 大山不動尊「筒粥神事」

【みんなみの里】筒粥

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2020/03/10

 先日、長狭平野の名刹(めいさつ)である大山不動尊にて「筒粥(つつがゆ)神事」がおこなわれました。
 その年の農産物の作柄を占うとともに五穀豊穣を願う神事で、毎年2月28日におこなわれています。
 
【みんなみの里】筒粥

 大きな窯で熱湯がぐらぐらと揺れる中に玄米が入れられ、番号の書かれた11個の竹筒が浮かべられました。
 それを合図に集落の代表が並び、ご住職の祈祷がはじまりました。
 冷たい空気に包まれた境内には祈祷の声が響きわたり、窯の中の玄米はぐつぐつと炊かれていきました。 
 
【みんなみの里】筒粥
 
【みんなみの里】筒粥

 祈祷が終わると竹筒を取り出し、それぞれの筒の中に入った米粒を数えます。その数が多いほど、その農産物の作柄が良いと占われるのです。
 
【みんなみの里】筒粥
 
【みんなみの里】筒粥

 たくさんの米粒が入っている竹筒もあれば、まったく入っていない竹筒もあって、数が読み上げられるたびに一喜一憂する声があがり、境内はにぎやかな様子でした。

 
【みんなみの里】筒粥

 全ての米粒が数えられた結果、今年の作柄は、水稲中生種(長狭米コシヒカリ)と大豆(鴨川七里)が豊作とのこと。どちらも長狭平野の特産物ですので、この結果に、境内は大歓声に包まれました。

 たかが占いと思うかもしれませんが、じつは意外と当たるのです。
 昨年の神事では、水稲つまり長狭米が全滅との占いが出ていました。皆、この時ばかりは信じられない気持ちでいたのを覚えています。
 しかし実際は、ふたつの大型台風の襲撃を受け、収穫できずに田んぼで台風に襲われた米や、倉庫が破壊されたため収穫したばかりの米が水浸しになった農家も多くありました。
 筒粥神事のもつ力を思い知らされたような気持ちがしました。

 おかげさまで、今年は銘柄の長狭米コシヒカリと鴨川七里が豊作とのことですので、嬉しいというよりも安心しました。
 今年の秋の長狭平野は、たくさんの収穫で忙しくなりそうです。
 
【みんなみの里】筒粥

 ちなみに、窯で炊かれたお米を食べると風邪をひかないとの言い伝えがあり、私は5粒ほどいただきました。


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