みんなみの里

【みんなみの里】鴨川の街を見渡せる『魚見塚(うおみづか)展望台』から見た海は春の陽光に輝いていました | 里山きさっせぇ

キービジュアル画像:鴨川の街を見渡せる『魚見塚(うおみづか)展望台』から見た海は春の陽光に輝いていました | 里山きさっせぇ

スタッフのおすすめ

2019/03/24

 新たに始まった『里山きさっせぇ』というシリーズ、お楽しみいただいてますか。
 この「きさっせぇ」とは、この周辺の方言で「おいでよ」という意味です。
 今日もおもしろい場所をご紹介します。ぜひ里山へきさっせえ~よ。
 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 鴨川漁港の上方にある高台に『魚見塚(うおみづか)展望台』があります。
 昔、漁師たちが海にあらわれる魚の群れをここから見ていたそうです。

 ここからは鴨川の街と前原海岸、鴨川漁港、鴨川松島などをはじめ、太平洋を一望できる絶好の場所です。





 昼間の青い海はもちろん、朝日が昇る時や夕焼けに染まる海の様子、さらに夜の街並みの美しさは格別なものがあります。
 また、陸地の方には長狭平野を見渡せます。この日も数人の方々が写真撮影に来ていました。



  
 この展望台には、仏の化身といわれる乙女の像が東方を向いて建っています。この像は、郷土出身の彫刻家「長谷川 昴(はせがわ こう)」氏の作品で、暁の潮風を受けている様子からこの像は「暁風」と命名されています。





 そして、いつの頃からか、恋人たちがこの乙女の像の前で誓いをたて、その証として鍵をかけると幸せが続くと言われるようになり、この場所は『誓いの丘』とも呼ばれるようになりました。乙女の像の足元には、たくさんの鍵がかけられています。
 
 また、展望台からさらに東へと向かう道があり、やがて浅間神社があらわれます。




 その浅間神社は、江戸時代より富士信仰が広まり、やがて浅間大神の霊験を受けると、ここを第一番浅間として安房国中に百八の浅間社が定められました。



 境内からは鴨川漁港、さらに太平洋を見ることができます。また、堤防の先にある弁天島には漁業や航海の神様が祀られている厳島神社があり、昔から地元の磯村地区をはじめ漁業に携わる人々のよりどころとなってきたのでしょう。





 
 展望台への階段下には専用駐車場がありますが、そこまでの道は車一台がなんとか通れるほど狭くなっているので、一戦場公園の駐車場に留めて歩いて下さい。展望台に近づいて歩いて行くと海が見えてきます。その光景も素敵ですよ。 

 なお、『一戦場』とは、石橋山の戦いで敗れ安房に逃げてきた源頼朝が、平氏に味方していた地元の豪族である長狭氏に急襲されつつも難を逃れ、天下取りの足がかりとなった場所とされています。

 展望台から見た鴨川の海は、春の陽光にキラキラと輝いて美しい光景です。ぜひ、行ってみてください。 
       


********************************************************************************


 いつもみんなみの里のブログをご覧いただきましてありがとうございます。
 みんなみの里をフォローしていただくと、入荷情報やイベント情報のほか、鴨川の情報など地域のことも、皆さんの携帯などに一足早く配信されます。
 記事の右上にあるフォローボタンを押していただき、グレーがエンジ色になればフォローは完了です。
 まだフォローをされていない方は、ぜひ、みんなみの里のフォローをよろしくお願いします。

 

里のMUJI みんなみの里