【みんなみの里】世界のサンドイッチあれこれ | MUJIBOOKS「里山良本」

こんにちは。みんなみの里のBOOKS担当です。

 　本日ご紹介する本は、ボストン在住のサンドイッチ好き編集者が「パンに具をはさんだもの」という定義のもと、世界各国のサンドイッチをレシピと写真で紹介しています。著者がほぼすべてのサンドイッチを手作りしたというのは驚きです。
　
　豊かな彩りのもの、パワフルで肉々しいものまでいろいろあり、世界中どの地域にもパン類に具を挟んだり乗せたりする食べ物があることにあらためて感心します。 日本代表は、カツサンド、焼きソバぱん、そしてフルーツサンドが選ばれます。

　トルコとギリシャのような近い国には似た食べ物がよく見られたり、トルコのケバブサンドがドイツで市民権を得ていたり、米国では移民が広めたサンドが多々あったりと、地域の食文化が垣間見れ、人の移動や交流の歴史を興味深く眺めることができます。
　
　筆者の冴えたコメントが添えられて、国の食文化が凝縮されたサンドを旅気分で気軽に見比べられ、本当に世界はなんと広くて楽しいんだろうと実感できる本です。すべてのパン好きの人におすすめしたい一冊です。

　著書名：世界のサンドイッチ図鑑
　著者 : 佐藤　政人
　出版社 : 誠文堂新光社
   定価 : 2000円+税

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