みんなみの里

【みんなみの里】イタリア的平安文学のすすめ | MUJIBOOKS「里山良本」

平成女子

MUJI BOOKS

2025/05/28

 みなさんこんにちは。里のMUJI みんなみの里のBOOKS担当です。

 里山では田植えが一段落し、あちらこちらでカエルの大合唱。まるで臨場感ある音響楽団の多重放送のようです。

 米不足はここ里山でも例外ではないので、今年は梅雨らしい恵の雨に期待しながら秋の豊作を祈願しています。

 ゴールデンウィークの喧騒も終わり、ゆっくりとした時間が流れる里山でコーヒーブレイクはいかがですか。季節のケーキもおすすめです。田園風景広がるテラス席でゆっくりと里山時間をお楽しみください。

 さて本日のご紹介はイタリア人でベネチア大学とお茶の水女子大で日本古典文学を研究した翻訳家の筆者が、日本の古典文学に出てくる「恋愛事情」を外国人ならではの視点とユーモアで超ポップな文体で解説するエッセイ本です。

 1000年以上も昔の作品なのでアウェイ感があるかと思いきや軽快で今風な超意訳のお陰で楽しく読むことができました。

 古典文学の解説だけでなく平安時代の人々の暮らしや当時の一般的な恋愛観も説明しているので、平安時代に馴染みがなくても興味深く読むことができます。

 社会や時代で変わるものも沢山ありますが、いつの時代も変わらないのが恋や嫉妬話。。。平安時代は貴族だけに許された都会的生活が現代では私みたいな一般庶民も身近に感じられるのが印象的でした。

書籍名 : 平安女子は、みんな必死で恋してた
著者:イザベラ・ディオニシオ
発行所:淡交社
定価 : 1600円+税

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平成女子
 
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