みんなみの里

【みんなみの里】針と糸でちくちく縫う | MUJI BOOKS「里山良本」

【みんなみの里】針と糸

MUJI BOOKS

2020/03/13

 NHK総合でテレビドラマ化された小説「ツバキ文具店」の作者・小川糸さんが書いたベルリン生活のエッセイです。ベルリンでの暮らしでわかったドイツ人の上手な暮らしの習慣がたくさん紹介されていて興味深く、一気読みしちゃいました。

 モノと情報が多すぎる今の時代、たくさん持っていることがしあわせなのではないと、生きることそのものを楽んじゃってるベルリンの人たち。まだまだ物欲から逃れられない私には警笛にもこれからの暮しのヒントにもなりそうなネタがいっぱいです。またベルリンでの小川さんの生活も淡々としてその潔さがなんともきもちいい。

 母娘関係の確執を赤裸々に語っていますが、「母の存在があったからこそ自分は小説家になれた。それは母からの最大のギフトだ」とも書かれています。小説「ツバキ文具店」の複雑な親子関係は糸さんの母娘関係でもあったのかな?

 当たり前のことに感謝し、必要以上にお金をかけず、生きること自体を楽しむというスタイルから、たいせつなことはモノではなくココロなんだというメッセージが伝わってきます。お金をかけずにしあわせになる暮らしのエッセンスはぜひこれからの生活の参考にしたいデス。
 
【みんなみの里】針と糸

 著書名 : 針と糸
 著者 : 小川 糸
 出版社 : 毎日新聞出版                   
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