みんなみの里

 【みんなみの里】「手前みそ」で一杯のみそ汁 | MUJI BOOKS「里山良本」

【みんなみの里】発酵文化人類学

MUJI BOOKS

2020/05/22

 発酵デザイナーの小倉ヒラクさんの本です。小倉さんは「見えない発酵菌たちのはたらきをデザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家たちと活動しています。自由大学や桜美林大学などの一般向け講座で発酵学の講師も務めるほか、雑誌ソトコトの『発酵文化人類学』の連載もされています。

 発酵文化人類学というタイトルの期待どおり、発酵食品がつくられるようになったいろんな土地での工夫と知恵、偶然性がブログのような親しみやすい語り口で書かれています。分野問わずいろいろな視点からなされる考察がまるで対談のようでおもしろいですよ。

 発酵食品は食べ物を無駄にせず、長期保存するという生活の知恵から生まれたのですが、今は生活を豊かにする食文化というのが興味深いですよね。まだまだ地方には知られていない発酵の文化があって、カルチャーとして発酵が学べ、発酵食品を見直すきっかけにもなりました。
 
【みんなみの里】発酵文化人類学

 さて、おいしいものは「お金をかけず、手間ひまかけて」をモットーとするわが家では、今年のみそづくりはいつもより時間があったので、よりていねいに仕込んでみました。できあがったら、まずは豆腐のみそ汁です。この一杯は芳醇でまろやか、風味も香りもよく実にうまい。時間があるときにこそ、おススメの巣ごもり仕事です。おいしさは折り紙つき、なんたって「手前みそ」ですから。

 著書名 : 発酵文化人類学
 著者 : 小倉ヒラク
 出版社 : 木楽舎

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