あかいくちばしの鳥「ルージュベック」と、1年に1度だけ世界中の鳥たちが集まる「せかいのはんたいがわ」までの冒険を、一緒に体験するしかけ絵本です。
読者のわたしたちは赤いセロファンで作られた魔法のルーペを持って、赤と水色で描かれたルージュベックの世界をのぞいていきます。
シンプルながら良く描きこまれた線の下には、不思議でおかしいもう一つの世界が。
本書を作っているアノニマ・スタジオは、KTC中央出版の「ごはんとくらし」をテーマとしたレーベルです。
その本があるだけで、自分の部屋があたたかく輝いて見えるような本をというスタンスで生み出された美しい本たちは、みんなみの里でもいくつか取り扱いがあります。
出版社で本を選んでいく、という視線も面白いのではないかと思ったのでした。
作者:アガット・デモワ&ヴァンサン・ゴドー
訳者:内田沙矢子
発行所:アノニマ・スタジオ/KTC中央出版
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