皆さんの中には読書が趣味という方も多いと思います。好きな作家の作品を集めたり、連載ものを一巻からきちんと集めたり。
そうして集めた本を月日がたって読み直すと、一瞬にしてその時代に戻ったり、また反対に、その時とは違った感想を持ったりもします。
その感覚が好きで、何年も前に購入した本を捨てずにいるため、我が家の本棚はギュウギュウ詰めになっています。少々大げさに言うならば、それら本の重さで床が抜けるのではないかと心配になるほど。
でも、中には好きな本を泣く泣く手放さなければならない場合もあるかもしれません。
じつは、1日に古紙回収にまわっている本の数は約10,000冊あるそうです。
作家がいろいろな思いを詰め込んだ本、その思いを感じ取りながら読者は読んでいたはず。
そのように大切に読まれた本が古紙になるのを想像したら、とても悲しくさみしくなってしまいました。
本としての価値はかわらず、かえって、後から読み直すことで気づくことも多いはず。
そんな本を助けたいと MUJI BOOKS は「古紙になるはずだった本」という取組みとして販売を始めました。
みんなみの里の MUJI BOOKS の一画にコーナーを設け、人気の現代作家はもちろん、島崎藤村、司馬遼太郎、夏目漱石といった歴代作家の作品がたくさん並んでいます。シェイクスピア、ゲーテ、ドフトエフスキーなど海外作家の本もあります。
以前は難しそうで敬遠していた本でも、今なら読んでみたいと思えるかもしれません。みんなみの里にお立ち寄りの際は、ぜひ MUJI BOOKS をのぞいてみてください。素敵な本との出会いがあるかもしれませんよ。
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