みんなみの里

【みんなみの里】南国生まれの真っ赤な花。不思議な生態のブラシノキ

キービジュアル画像:南国生まれの真っ赤な花。不思議な生態のブラシノキ

販売状況

2018/06/06

 お花コーナーに、めずらしい植物が出ています。
 姿かたちが、真っ赤なブラシのような見た目で、その名もブラシノキ。
 暑さや乾燥に強く、オーストラリアやニューカレドニアなどの南国に分布する花木が、はるばる鴨川の里山にもやってきました。

 5月から6月が花期の植物。
 とても不思議な植物なんです。 
 まずは、その花のつき方ですが、枝先に100個ほどのたくさんの花を円柱状につけます。
 今の時期に見られるその様子が、まさにブラシのようなかたちです。

 そして、花のあとには、枝にびっしりとくっついて果実が実ります。
 翌年の花は、今年花を咲かせた枝が伸びた先につきます。
 これを繰り返して成長していくのです。

 また、この果実にも不思議な生態があります。
 それは、山火事がおこると、いっせいに果実を弾かせて、周辺に種を撒き散らすといった生態です。
 これは、ほかの植物が燃えてしまった中、その土地を占有しようとする働きからおこるそう。
 なんともバイタリティが強いですね。
 ちなみに、この生態から、前の山火事から何年たっているのかも分かるそうです。
 
 南国生まれのブラシノキは、寒さに弱いので、冬は室内で保管してください。
 赤のほかに、ピンク、白といった花の色もあります。
 
 6月から7月にかけて挿し木で増やせる花木です。
 その時期、挿し木しない枝が、飾り用にとお店に出てきています。 
 めったに出てこない花木です。
 玄関などに飾ってみてはいかがですか。

 

里のMUJI みんなみの里