近頃、赤く色づいたイチジクがお店に顔を出しています。
完熟した果実の中には、裂け目から中身が見えているものがあり、ほのかな甘い香りを漂わせています。
無花果と表示するイチジク、じつは花は果実の中に咲かせますが、果実として食べているつぶつぶの部分が花なのです。
イチジクは昔から健康に良いとされ、がん抑制や動脈硬化、脳梗塞などの成人病予防、便秘解消や美肌などの効果があるとされ、古代ローマでは不老不死のくだものと呼ばれていました。
アラビア半島で6000年前には栽培されていたとされるイチジクは、ヨーロッパから中国へ伝わり、日本には江戸時代に入ってきました。
入ってきた頃は薬として栽培されていましたが、その後食用として広がっていきました。
生で食べるのはもちろんですが、コンポートや甘露煮、ジャムにしてはいかがでしょうか。
また、ドライイチジクにして、栄養分をぎゅっと凝縮させていただくのもおススメです。
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