お店の一角にワラ細工の亀さんが数匹みられました。
この亀さんは、今年の稲刈りが終わった後の稲ワラで手作りされたものです。
昔から亀は長寿の象徴といわれ、さらに、大地のエネルギーを吸ったワラで作られた、とても縁起の良いものとされ、お正月飾りにしたり、そのほかのお祝い事のときにも贈りものとして利用されています。
みんなみの里がある長狭平野も稲作中心です。
農閑期、嶺岡山系の栄養を含むワラを材料として、ぞうりや籠などの日常生活に使うものや、亀や鶴といった縁起の良い飾り物など、さまざまなものを作り出してきました。
みんなみの里に入荷するワラ細工の亀も、数年前から一人の方によって作られています。
これら伝統工芸も、人から人へ受け継がれて残ってきたものです。
職人さんが少なくなってきているからこそ、大切にしていきたいものですね。
里のMUJI みんなみの里