みんなみの里

【みんなみの里】ずっと昔からあった花を食べる習慣「食用菊」

キービジュアル画像:ずっと昔からあった花を食べる習慣「食用菊」

販売状況

2019/10/07

 日本人にとって菊は馴染み深い花ですが、生け花にしたりお彼岸の際にお供えしたりと、いろいろな場面で利用されてきました。
 ほとんどの種類が食べられるとも言われる菊ですが、中でも香りと味の良いものを改良して苦みを少なくし、「食用菊」として栽培しています。

 中国においては、古代よりお茶や漢方薬として使われ、菊は長寿の花とされていたようです。その食用菊が日本に入ってきたのは奈良時代ですが、一般的に食べられるようになったのは江戸時代になってからと言われています。

 いろいろな品種がありますが、近頃お店に出てくるのは淡い紫色をした「延命楽(えんめいらく)」という品種です。「もってのほか」という別名で広く知られています。
 この少々変わった名前の由来ですが、「天皇の御紋である菊を食べるのは、もってのほかだ」という意味や、「思いのほか、おいしい」という事からついたと言われています。

 お刺身などに添えるのもよいですが、酢の物や和え物、おひたしやサラダにしたり、ちらし寿司などにトッピングするのもおすすめです。
 その際は調理の前の下処理が必要です。水洗いをして汚れを落とし、ガクから花びらをぬいて軽く茹でます。このとき熱湯に少量の酢を入れると、花びらの色が鮮やかなピンク色になり、美しく仕上がります。そのあとは水に取って冷まし、ざるにあげて水気をよく切ってください。

 天ぷらにする場合は、水洗いで汚れを落としたあと水気をよく切り、軽く衣をつけて揚げてください。色鮮やかな姿揚げに仕上がりますよ。

 花の色を生かしたお料理にして、目からもおいしくいただきましょう。


********************************************************************************


 いつもみんなみの里のブログをご覧いただきましてありがとうございます。
 みんなみの里をフォローしていただくと、入荷情報やイベント情報のほか、鴨川の情報など地域のことも、皆さんの携帯などに一足早く配信されます。
 記事の右上にあるフォローボタンを押していただき、グレーがエンジ色になればフォローは完了です。
 まだフォローをされていない方は、ぜひ、みんなみの里のフォローをよろしくお願いします。

 

里のMUJI みんなみの里