みんなみの里

【みんなみの里】色の違いは栄養素の違いです。カラフルな「ミニトマト」

【みんなみの里】ミニトマト

食のお便り/入荷情報

2020/04/23

 5月から9月にかけて多く出まわるトマト。昔から農家の畑で栽培され、暑い季節になると食卓に上っていました。真夏には冷したトマトにかぶりついたことがあるという方もおられるのではないでしょうか。
 現在ではハウス栽培もさかんになり、年間を通して食べられるようになってきました。

 アンデス高原が原産といわれるトマト。15世紀から16世紀にかけて栄えたインカ帝国において栽培されていました。その後、南欧へ広まり、北欧では18世紀になってから食べられるようになったようです。
 日本へやってきたのは江戸時代初めですが、当時は薬や観賞用として利用されていました。食べ物として栽培が始まったのは明治時代になってからのこと。一般家庭に広まったのは戦後のことです。

 大きさや色、甘さや酸味のバランスなど、さまざまに改良され、今ではその品種の数は約50種類ともいわれています。
 なかでも3cm前後の大きさのミニトマトは、赤やオレンジ、黄、緑などとてもカラフルで、風味もそれぞれに違いがあり、私たちを楽しませてくれます。
 ちなみに、トマトの原種は小さなものだったといわれています。

 西洋では「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど栄養価の高いトマト。トマトの色から栄養素の違いを知ることができます。
 近頃お店に出てきているのは赤とオレンジ色のミニトマトです。
 
【みんなみの里】ミニトマト

 トマトには抗酸化作用のあるリコピンが含まれていますが、完熟した赤いトマトほど濃度が高くなるといわれています。しかも大玉トマトよりもミニトマトに多く含まれるとされているので、毎日取り入れたいものです。

 オレンジ色のミニトマトに含まれているのは、免疫力が高くなるとされるβカロテンです。オレンジ色はβカロテンの色といわれ、ニンジンやカボチャが代表的な野菜です。品種によっても違いはありますが、完熟したオレンジ色のミニトマトは赤いものよりも甘みがある場合が多く、ニンジンを食べられないお子様もこのミニトマトなら食べられるのではないでしょうか。
 
【みんなみの里】ミニトマト

 最盛期には他の色も出てくるかもしれませんので、今からとても楽しみにしています。

 
【みんなみの里】ミニトマト
 
 生のままいただくのも良いですが、油との相性がとても良いので、炒めもの料理などで加熱して栄養も旨味も上手に摂取したいですね。
 今が旬の新たまねぎや絹サヤと一緒にミニトマトをオリーブオイルで炒め、卵でとじてみました。味付けは塩・コショウだけの簡単調理なので一品足りない時にいかがでしょうか。彩りが良いのでお弁当にもおすすめです。

 
【みんなみの里】ミニトマト
  
 多目的スペース内のMUJI BOOKSには『トマトの絵本』があります。栄養や育て方、おいしい食べ方などとても分かりやすく書かれているので、ぜひこちらも手にとってみてください。

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