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【銀座】<おうちですごそう>心地よい収納のコツ④|インテリアアドバイザー

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MUJI Support/インテリアアドバイザー

2020/05/19

こんにちは、インテリアアドバイザーの山口です。
 
無印良品 銀座のインテリアアドバイザーより、<おうちですごそう>心地よい収納のコツを連載しています。
 
本日は第4回目。
前回、福田からお話したのは「全部出す」。
全部出して、所有の傾向を見つけるコツでした。
 
今回は「必要なものの基準」を考えていきます。
「必要・不必要」の判断を行います。
 

全部出してみて、いかがでしたか。
あらためて、持ち物の量に驚いた方も多いのではないでしょうか。 
 
ここで、ちょっと考えてみましょう。
全部、使っていましたか。
この場所にないといけないモノでしたか。
 
全部出す
   
家族構成・生活習慣・個人の性格などなど、モノの持ち方は人それぞれです。
だからこそ「必要なものの基準」をつくる必要があります。
ボールペン1本持つことすら、十人十色です。
 
では、どういったことに注意して判断していけばよいのでしょう。
 
まずは「必要・不必要」を判別するおススメの方法です。
モノを広げられる場所を確保します。
4区分に分けられると尚作業がしやすいです。
 
①分別前のモノ
②必要なモノ
③不必要なモノ
④今判断がつかないモノ
 
この4つの区画をつくってみましょう。
マスキングテープで仕切ると、簡単です。
 
マステで区切る
  
例えば、キッチンの引き出しを一杯分、作業するとします。

『①分別前のモノ』に全部出します。
そして、一つひとつ手に取って判断していきます。
 
『②必要なモノ』は、使っているモノではなく「使いたいモノ」を選ぶとよいです。
なぜかというと「ただなんとなく使っているモノ」が引き出しを占めていたりするからです。
 
たまにしか使わないモノに毎日使うモノが邪魔されて、出し入れしにくかったり、引き出しに入らなかったり…。
 
だからこそ、一つひとつ手に取って「使いたいモノ」を選ぶことが重要です。

同時に、使い勝手が悪いけどとりあえず置いてあるモノ、昔使っていたけど最近は全然使っていないモノ、これらを見つけていきましょう。
 
手に取って確認

この時に判断が難しいのが、
『③不必要なモノ』です。
 
自分基準の必要と不必要の判断基準をつくることが重要となります。
なかなか判断基準を考えることも大変なので、私たちがお客さま宅で使っている不必要の判断基準をいくつか紹介します。


一つ目の判断基準は「数字」です。
例えば食品ストックの分別時、効果的なのは「数字」です。
食品はまず、消費期限・賞味期限を確認してみましょう。
期限を過ぎてしまっているものを見つけたときは、ごめんなさいの気持ちで手放しましょう。
 
食品

「数字」のもう一つの例として書類です。
 
書類には、期限が付くものが多いです。
例えばセールのお知らせのはがきは、セール期間が過ぎていれば不必要です。
保育園・幼稚園・小学校の毎月のお知らせも期限があります。
当月が過ぎれば、翌月のモノが手元にあるはずです。
 
食品や書類のように、期限のあるものはもっとも判断がしやすく、整理が苦手な方にも簡単にできます。
「どこから手を付けていいかわからない…」という方は、ぜひ食品、書類を見直してみましょう。


二つ目の大切な基準は「今の自分にとって好きなものかどうか」です。
例えば、このシャツ昔はすごく気に入ってたけど、最近は体形が変わって似合わなくなってきたな…。
でも、まだ着られるし、とっておこうかな…。
 
シャツが似合わない
  
残している理由が「まだ〇〇だから」は、要注意です。
この理由が付いてくるものは、手放す対象になります。
大切なのは「今の自分が好きかどうか」です。
着ている・使っている時間が自分にとって素敵かどうかを考えてみてください。
 
分別するときのポイントです。
判断にかける時間を、一つにつき5秒程度を目安にしてみましょう。
なぜなら、時間をかけてしまうと「まだ~」の理由がいっぱい出てきてしまうからです。
 
「5秒じゃ判断できない」と悩んでしまうモノが出てきたら。
『④今判断がつかないモノ』に分類されます。
 
無理に手放して、後で後悔するのも悲しいことです。
どうしても判断できない時は④に置いてあげて、次に移りましょう。
 
最初は④がたくさん出てくるかもしれません。
それでも良いので、もう一度見直す期限を設定しましょう。
例えば1カ月後に「あれから結局1回も使わなかったら、もう必要ないかな」と判断できるかもしれません。
 
不要なものを取り除く作業は、とても大事です。
焦らず、自分にとっての「必要・不必要」を考えていきましょう。
 
分別基準ができると、収納を考えるときに自分に合ったルールをつくることができます。
ぜひ、小さなところからチャレンジしてみませんか。
 
今後も銀座 from MUJIを参考にしてみてください。


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