こんにちは。
MUJI BOOKS担当です。
本日はMUJI BOOKSにあたらしく仲間入りした絵本『みなそこ』をご紹介します。
『みなそこ』
語り・絵: ワイエダ兄弟
訳: クシダオサム
発行: 良品計画
『みなそこ』を最初に出版したのはインドのチェンナイにある出版社TARA BOOKSです。
1994年に設立されたTARA BOOKSがこれまでに取り上げてきたのはインドの土着芸術や民俗画家の作品たち。
『みなそこ』の著者であるワイエダ兄弟も少数民族ワルリ族に伝わるワルリアートの継承者といえます。
『みなそこ』の物語の出発地は著者の故郷であるガンジャード村。
そこから大都市ムンバイ、さらには日本の瀬戸内海に浮かぶ粟島へと舞台を移します。
故郷の川と遠くの国の海との繋がりを感じたという著者の体験が、美しい絵や文章、装丁に込められています。
『みなそこ』の原書は2020年にインドで刊行された『The Deep』です。
無印良品 直江津には『The Deep』もあわせて入荷しているので両者の違いも見比べてみてくださいね。
『The Deep』
語り・絵: Mayur Vayeda and Tushar Vayeda
発行: TARA BOOKS
TARA BOOKSの絵本は多くがハンドメイドによってつくられています。
『みなそこ』や『The Deep』も例外ではありません。
再生コットンによる紙作りから紙染め、さらにはシルクスクリーンによる印刷、糊を使わない手製本とすべての作業がインドの職人たちの手仕事です。
『みなそこ』と『The Deep』は「無印良品を読む」の棚と絵本売場で展開しています。
水がつなぐ物語や1冊ごとに少しずつ異なる本の味わい、職人たちの手仕事の美しさをぜひ売場で体験してみてくださいね。
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