こんにちは、港南台バーズです。
9月18日に令和7年度第30期横浜マイスターが発表され、横浜マイスターが新たなメンバーに加わりました。
そこで今回は、「横浜マイスター」とはどのような存在なのか、令和6年度マイスターに選ばれた野口正男さんが開催してくださった「組子コースターづくり」ワークショップの様子をお伝えしながらご紹介します。
野口さんは昭和42年横浜生まれ。
会社員生活を経て家業の建具店に入り、修業を重ね、現在は代表として伝統技法の継承に力を注いでいます。
今では手に入らない鉋を使った組子細工など、日々の工夫を積み重ねる姿は華やかさよりも、
確かな美しさと静かな情熱を感じさせます。
ワークショップでは、まず建具の奥深い世界のお話から始まり、六角形の亀甲組子、そして胡麻柄づくりへ。
力加減を誤ると木が割れてしまうほど繊細な工程ですが、野口さんのお手本は驚くほど滑らかで、
積み重ねてきた年月そのものが手の動きに表れていました。
胡麻柄は“健康長寿”を願う文様。敬老の日にぴったりの一枚となりました。
最後に体験したヒバ材の鉋がけでは、木の香りとともに、手しごとが持つ静かな力を感じられます。
右手の力の入れ方、左手の添え方――その「当たり前」の動きの中にも、職人の知恵が息づいていました。
まちの中で想いと技術を受け継ぎ、人々の暮らしを支える“市民のヒーロー”──横浜マイスター。
私たちの身近にある建具や木の道具には、つくり手の想いと積み重ねた時間が宿っています。
美しいもの、よいもの、手仕事のわくわくは、特別な場所ではなく、
暮らしに根ざした身近なところから生まれています。
これからも無印良品 港南台バーズでは、地域のみなさんとともに、
暮らしの中にある「いいもの」「いい関係性」を見つけ、広げていく取り組みを続けていきます。
以前の取材記事はこちら
https://www.muji.com/jp/ja/shop/046663/articles/events-and-areainfo/areainfo/1564674?msockid=0959dc97958e6fd10653ca9794ac6e5a
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