こんにちは。
無印良品ツルヤ安曇野穂高です。
濱田卓二さんの個展「ふね山のぼる」のご案内です。
大地の記憶に触れるような作品世界を、ぜひご覧ください。
濱田卓二 個展
「ふね山のぼる ーComponents of the earthー」
作品の素材となる粘土は、マグマや火山灰が固まった岩や、隆起してできた山々の鉱物に雨水が染み込み、朽ちて土となったものです。
どちらも粘土となるまでには数百万年という歳月を要します。
粘土もいつかは、生命の痕跡と共に溶け、地球の奥深くへと浸透してマグマやプレートとなります。
そしてまた地上に姿を現し、再び長い年月をかけて粘土となるのです。
山や河原で粘土を掘っていると、この土が太陽の光を浴びるのは何万年ぶりだろうか。岩石だった時代にはどんな生命が暮らしていたのだろうかと思いを巡らせます。
そんなことを考えていると、粘土は、膨大な記録を抱えて地球の輪郭と深層を行きかう旅人のように思えてきます。
本展では、太古を彷彿とする自然の造形や、生命の痕跡を乗せて旅をする「舟」をテーマとした作品を展示しております。
また(一社)MSJのご協力をいただき、安曇野の土を用いた作品も展示しております。
「このほしの成分」を素材とした作品をぜひご覧ください。
開催期間|12月1日(月)~14日(日)
開催時間|10:00~20:00 ※最終日は17時まで
開催場所|無印良品ツルヤ安曇野穂高
入場料|無料
協力|(一社)MSJ
濱田 卓二 @hamadatakuji_art
1984年~
安曇野市在住/彫刻家
土を窯で焼成する独学の陶技法で彫刻作品を制作。
自ら採掘した土や、荒々しくも表情豊かな山の原土を作品制作に使用。
かたちや素材、生命の根源から考察した「物事の循環」を表現のテーマとしている。
2009年
金沢美術工芸大学大学院彫刻専攻修了
2018年
くにたちアートビエンナーレ 第2回野外彫刻展 国立市作品設置
2019年
松本芸術文化協会芸術賞
2022年
個展「土とのかたち‐〇△□‐」穂高交流学習センター「みらい」第3回枕崎国際芸術賞展「協賛賞」
2023年
個展「土たちの詩話」朝日美術館 長野県博物館協議会令和5年度優秀企画展賞
2025年
個展「Crossing over -交叉-」ストライプハウスギャラリー(六本木)
皆さまのご来店をお待ちしております。
無印良品ツルヤ安曇野穂高
無印良品ツルヤ安曇野穂高インスタグラムアカウント @MUJI_AZUMINO