こんにちは。
無印良品 広島アルパークのBOOKS担当です。
『今週のずっといい言葉』
今週の担当のおすすめの1冊は山口県出身の自由律俳句の俳人、種田山頭火の「山頭火句集」のご紹介です。
今回の投稿は今年のずっといい言葉の最後の投稿となります。
私の生まれが母の故郷である愛媛県松山市なのですが、晩年山頭火が過ごした“一草庵”とそこまで離れた所でもなく意外な接点があったりでしたが実際の作品との出会いは漫画からでした。
「うしろすがたのしぐれてゆくか」
「どうしようもない私が歩いている」
「まっすぐな道でさみしい」
などの様々な代表的な句がありますが所謂だらしのない山頭火の生活から絞りだしたであろう人となりに強く惹かれ私自身と重ねていた過去を思い出します。
昨今新しい言葉は瞬間瞬間で現れて到底追いつけるスピードは持ち合わせてはおりませんが俳句や短歌など私のようなようやく読書の習慣が多少ついた位の方も言葉を噛みしめて割とマイペースで読めると思いますのでその他の詩集も含めお手に取ってみてくださいませ。