こんにちは、無印良品ヨシヅヤ笠松です。
本日から4週にわたり、「デニム・ジーンズ」についてのおたよりを毎週月曜日に更新していきます。
内容は
「無印良品のデニムパンツの特徴」
「無印良品のデニムパンツの種類」
「ジーンズを履くときに気をつけるべきサイズ感」
「ジーンズの洗濯、保管方法」
の予定です。
各おたよりの最後には、今後使える日がくるかもしれない「デニムの知識」
もありますので、是非ご覧ください。
では、「無印良品のデニムパンツの特徴」について紹介していきます。
昨年、無印良品のデニムパンツは新しくなりました。
新しくなったポイントは
・フィットに合わせて素材の選択
・シルエットと仕様の細部までのこだわり
・環境に配慮しユーズド加工の廃止
以上の3点です。
・フィットに合わせて素材の選択
身体に沿うシルエットの細身のデニムには動きやすさを重視し
伸縮性の高い素材を使用しています。
具体的にはポリウレタンとポリエステルが数%入っています。
レギュラー、ワイドのシルエットは、デニムパンツ本来の魅力を
引き出すためオーガニックコットンを100%使用しています。
・シルエットと仕様の細部までのこだわり
細身のデニムパンツはパターンやヒップポケットの形や位置を見直し、履いた時の
シルエットがきれいに見えるよう細部までこだわりました。
レギュラー、ワイドのデニムパンツには銅製の打ち抜きリベットや配色ステッチを採用することで
本格的なデニムに仕上がっています。
ここで「リベット」という言葉を初めて聞く方もいらっしゃるのではないでしょうか。
リベットとはこの部分です。
「リベット」はジーンズの代表的なパーツの1つで
ポケットを補強するために付けられています。
「打ち抜き」とは生地の裏から貫通させた金具が表に剥き出しになっていることを指します。
その証拠に、貫通部分の生地が表にふさふさ出ています。
一方、スキニーとスリムシルエットのデニムパンツには一般的なリベットが使用されています。
「打ち抜きリベット」は主に1960年まで使用されていたディテールなので、
この「リベット」1カ所にも本格さが伺えます。
・環境に配慮しユーズド加工の廃止
一般的に行われるユーズド加工は手作業かレーザー加工で行うため
多くの手間や人体への負荷、電力がかかります。
このような背景もあり、無印良品ではデニムの加工をやめました。
「ブルー」のデニムパンツは染色回数を「ダークネイビー」の1/3に短縮することで
染料だけでなく、ウォッシュ加工に使用する水も削減しています。
このように、無印良品のデニムパンツは環境に配慮しながらも
本格さがあり、経年変化も楽しめる商品となっています。
気になった方は是非、店舗でお試しくださいませ。
・今日のデニム知識「デニムとジーンズの違い」
無印良品では「デニムパンツ」という名前で商品を販売していますが
みなさんは「デニム」と「ジーンズ」の違いを知っていますか?
「デニム」とは綾織という織り方で織られた「生地素材」のことを指し
「ジーンズ」は「デニム」で作られた「衣服」のことを指します。
最近では、「ジーンズ」のことを「デニム」と呼ぶことも多いのですが
「デニム」と「ジーンズ」は厳密には違うのです。
次回は「無印良品のデニムパンツの種類」についてのおたよりです。
お楽しみに。