地域の農家「杉苗屋源四郎農場」さんをお招きし、第3弾となる苔玉づくりのワークショップを開催しました。
「杉苗屋源四郎農場」さんは、出産を機にママ農家として、未来ある子どもたちに命とホンモノを伝えたいと農業を始められました。
自然栽培で良い環境を未来につなぎ、命をつなぐことを目的とし、ヤギ、ニワトリ、犬や猫たち、柿、芋、夏野菜など、循環を考えて農作物加工もおこなっておられます。
根っこのついた植物を、苔で丸くまるめた園芸手法の一つとしての「苔玉」。
土の代わりとして「ピートモス」という腐葉土の一種を使い、糸で丸め、苔を巻いて仕上げます。
「これは苔玉にするのはむずかしいかな?」
「2つドッキングさせても良いかも!」
など、ご家族や友人とお花を選ぶ工程から笑顔が溢れました。1年草は最後は苔玉だけを残してインテリアに、軒下に吊るして風鈴を下げる方法など、それぞれのお花に合ったお手入れや楽しみ方のアドバイスもしていただきました。
「いっぱい根っこが見えると寒いから、もっとピートモスで隠しちゃおうか」
「もっとぎゅっとしてぐるぐる巻きつけるとまとまるよ」と、うちにあたるピートモスや苔の種類、色具合を見ながらまるい形にしていきます。
出来上がった苔玉は水に一度漬けて十分に水を吸わせ、風通しの良いところへ。毎日声をかけてあげることが、長く楽しんでいただけるコツです。
苔玉に飽きてきたら、鉢に植え替えて楽しむこともできるそうです。
ワークショップと同時に販売していただいたお花は、観葉植物から花盛りの一年草までバラエティ豊かに苔玉にも合うものをお持ちいただきました。
造園業に長年携わり、市場から直仕入れをされているお花は、良く育ち、長持ちするものを選んで販売しておられます。新鮮なお花の販売ブースにも、たくさんのお客様がお立ち寄りくださいました。
試食も行っていただいた紅はるかと安納芋の干し芋は、農場で大切に育てられた無添加のさつまいもで作られました。噛めば噛むほど甘味が溢れ、炙ると柔らかく、バターで焼いてもより一層美味しくなります。
昔ながらの木の蒸篭でじっくりと蒸しあげて、低温でゆっくりと干し上げています。
不定期ではございますが、無印良品ではワークショップを開催しています。
次回のワークショップの情報はMUJI passportアプリよりご案内しております。
是非みなさまのご参加をお待ちしております。
無印良品 砺波