皆さんこんにちは。
無印良品 日田 MUJI BOOKS担当です。
日々、BOOKSの売り場に立っているとお客様のさまざまな声を聞くことができます。
「日田の無印に来た時には本のコーナーを観るのが楽しみなの」、「良書が、このお値段だなんて嬉しい」などなど。なかには「この古本たちは、どんな仕組みで入っていきているの?」と、興味を持って下さる方も。
そこで今回は、そもそもMUJI BOOKSって何?そして『古紙になるはずだった本』とは?というところからお話ししてみたいと思います。
無印良品では書籍販売コーナーを設けている店舗があります。無印良品のコンセプト「感じ良いくらし」の提案を、セレクトした書籍や雑誌を通じてお客様にお届けしているのがMUJI BOOKS。その中で『古紙になるはずだった本』という名で古本販売の取り組みをしている分野を無印良品 日田では取り扱っています。
古紙になるはずだった本―――。その名の通り、「読みもの」としての役目を終え新しい紙へと生まれ変わるはずだった本たち。リサイクルして循環されているとは言え、まだまだ読める本が古紙にまわるのは勿体ない。そんな思いから『古紙になるはずだった本』ははじまりました。
そして無印良品には創業当初より「わけあって、安い。」というコピーがあります。この古本たちはどうして安いんだろう―――。『古紙になるはずだった本』を通じて、その理由を探り、知るきっかけになれば、古書との出会いをより一層、意義あるものとして楽しんで頂けるのでは、と思います。
では、届いた古書の中から私、BOOKS担当が見つけた本をご紹介。
今日、ご紹介するのは、こちらの絵本です。
・作品名:『の』
・作者:junaida(ジュナイダ)
・価格:300円(税込)
※店頭で既に売り切れている場合がございます。
ことばとことばを繋ぐ不思議な日本語「の」をテーマにした絵本『の』。Junaidaさんの繊細で美しい筆致に目を奪われながら、連続する不思議な世界へ誘われてゆきます。「わたしの」「お気に入りのコートの」「ポケットの中のお城の」…と、現実ではあり得ない様な楽しくて心踊る空想の物語が広がっていますよ。お子様には勿論、大人の方にも手に取って頂きたいアート作品の様な絵本です。
Junaidaさんの描く作品は絵本以外にも、文芸書の装画でも観ることができます。もし、気になったら是非、探してみてくださいね。
・絵本『Michi』/ junaida
・絵本『怪物園』/ junaida
・短編集『逆ソクラテス』/ 伊坂幸太郎
・短編集『story for you』 / 62人の作家が描く短編集
皆さまのご来店を心よりお待ちしております。
お気に入りの1冊に出会えますように。
無印良品 日田