みなさん、こんにちは。無印良品ゆめタウン高松 藤田です。
いつもは主に衣料品のことについて書いているのですが、今回は少しチャレンジをして、「壁に付けられる家具」シリーズのご紹介をしたいと思います。
まず、先に言いたいことがあります。
タイトルの「木を見て森を見る」。
こちらはもちろん「木を見て森を見ず」という言葉からタイトルにしたわけですが、本来の意味としては、「細かいことを気にするあまり、全体が見渡せていない。」という意味です。
それならば、細かいことも気にしながら、全体も見渡すことができるようになろう。
木を知って、森も知ってしまおうという思いからこのタイトルを付けてみました。
そんなまだ一本の木さえも見えていない私が書き進める「木」のお話、どうぞ最後までお付き合いください。

さて、こちらの壁に付けられる家具シリーズ。
たくさんの種類があります。
お部屋の壁に取り付けて、好きな写真やCDを立ててみたり、自分の思い出の品などを飾ることのできる「棚」や「長押」、「箱」シリーズ。
身だしなみのチェックや、写真や絵などを飾れる「ミラー」、「フレーム」シリーズ。
洋服や帽子、ストールなどの服飾雑貨を掛けることができる「ハンガー」、「フック」シリーズ。
さまざまな種類をご用意しておりますので、
みなさまどうぞ、店頭にてCheck it out!でございます。

さて、いくつかご紹介した壁に付けられる家具シリーズ。
他のさまざまな家具ももちろんそうなのですが、無印良品の製品の中でも取り扱いの多い2種類の木材、オーク材とウォールナット材を使用しております。
今回の「木を見て森を見る」、
テーマは「オーク材とウォールナット材」に挑戦します。
一本の木も見えていない私の話なので、あくまで「木」の入り口としてご覧いただければ幸いです。
■オーク材について

日本ではナラ材とも呼ばれていますが、日本の北海道産ナラ材は希少となっており、近年では代替品として北アメリカ大陸産のホワイトオークが多く使用されています。
無印良品でもこちらのホワイトオークが使用され、産地はアメリカ大陸北東部に広がるアパラチア山脈のものが使われています。
ポイントとしては、良質な土壌と気候で、家具に使用するのに最適なものが育つということ。
また、成長量が伐採量を上回っており、永続的な使用が可能であることと、製造効率もよくリーズナブルな価格を実現できるということです。
オーク材は固く重厚感があり、耐久性にとても優れており、伸び縮みも少なく扱いやすい木材です。
オーク材の木目は虎班(とらふ)と呼ばれる虎の斑紋を連想させる模様と繊細な表情が特徴です。
また耐水性にも優れているので、昔はウイスキーやワインを入れる樽としても使われていたそうです。
■ウォールナット材について

家具などに使用される「ウォールナット」と言えば、「ブラックウォールナット」のことを指すそうです。
くるみ科の植物で、家具や床材の他、楽器の素材としても使われています。
ウォールナット材の特徴は、耐衝撃性に強い、木肌が美しい、伸び縮みも少なく狂いが少ない、加工性や接着性に優れているということです。
適度な油分を含んでいるので、ツヤもあり、人が触れて使い込むことで、味のある風合いへと経年変化を楽しむことができる素材です。
ウォールナットは塗装をしていないにも関わらず、他の木にはないこげ茶色をしていることから人気も非常に高い木材です。しかし、オーク材と比べて樹径が小さく、表面に近いところは白いため、こげ茶色の部分が限られていることから、高級家具工芸材として知られています。
かた~い文章が続きましたが、私もとっても勉強になりました。
さて、なぜ今回、木材について触れたかと言いますと、TOP画で私といっしょに写っている苅田さん。
実は、苅田さんは無印良品ゆめタウン高松のスタッフでもあり、
「家具職人」でもあるのです。
瀬戸内国際芸術祭(通称 瀬戸芸)の前身である「瀬戸内生活工芸祭」にも、2012年と2014年の2回に出展もしているほどなのです。
苅田さんの作品です。


これらの木の製品全てが苅田さん作。
テーブルや囲炉裏からチェストまで、全て自分で作って使っているそうですよ。
また、苅田さんの作品のモットーはクギやネジを使わないこと。
以前から少しお話は聞いてはおりましたが、今回詳しくお聞きした中でそのことを知り、本当にビックリしました。
まるで、宮大工のようですよね。本当にすごいです。
そんな「木」の手練れである苅田さんは、とっても優しい方ですので、もし、木のことが知りたいという方がいらっしゃれば、ぜひ声を掛けてみてくださいね。
やさしく答えてくれると思います。
さて、最後になりましたが、
私も実は少し「木」が好きなところもあります。。。

私の普段使用している木グッズ(私物)です。
木の時計は3本持っているのですが、
これらのブランドの製品は、
例えば廃材を使って時計が作られていたり、
はたまた、一本製品が売れる毎に一本の木を植林したりと、
「エコ」や「地球のことを考える」であったりと、
無印良品の考え方に近いところが「なんだか良いな」と思って使い始めました。
そして、お気に入りの木の財布。
こちらももちろん本物の木材を使用しています。
素材はチーク材といって、あの有名な「タイタニック号」などの客船の内部などにも使用されていたという素材らしいです。
そんな由緒ある素材が気に入り(けっこうミーハーなんです)、永く愛用しております。
藤田私物の木グッズは残念ながら、無印良品の製品ではないので、こちらには詳しく書くことはできませんが、ご興味のある方がいらっしゃれば、ぜひお声をお掛けください。
こっそりとお教えします。。。
みなさまも、あたたかみのあるさまざまな木の素材に触れてみてはいかがでしょうか。
というわけで、今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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