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【金沢フォーラス】能登ヒバってなぁに?

【金沢フォーラス】能登ヒバってなぁに?

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2023/12/22

こんにちは。
無印良品金沢フォーラスです。

突然ですがみなさんは、石川県の県木が何かご存知ですか?
花や鳥と同じく、県の木も指定されています。花は『くろゆり』鳥は『いぬわし』そして、木は『能登ヒバ』です。
先日『能登ヒバ』について勉強する機会があったので参加してきました。
 
【金沢フォーラス】能登ヒバってなぁに?

まずは、木の香りが漂う輪島市の「能登健康の森」にて、能登森林組合組合長の方から、石川県の林業の現状、そして『能登ヒバ』の歴史、文化についてお話を伺いました。
 
【金沢フォーラス】能登ヒバってなぁに?

石川県は、県土の70%を森林が占めています。そのうち40%が人工林であり、スギ、アテ、マツなどが植えられています。中でも能登地方に多く植えられているのが、アテ=『能登ヒバ』です。※平成5年に『能登ヒバ』に名称を統一されました。
安い外国材の普及により、国産市場は一時はかなり落ち込んだそうですが、時代の変化とニーズによって、改めて国産木の良さが見直され、少しずつ回復傾向にあるそうです。
 
【金沢フォーラス】能登ヒバってなぁに?

石川県林業普及員の方が、広大に広がる『能登ヒバ』の森を案内してくださいました。
 
【金沢フォーラス】能登ヒバってなぁに?

太く力強くそびえたつ木々の間には、苗木もたくさん植えられていました。発根しやすい『能登ヒバ』は、自分たちで苗木を作れるため、安定した収穫が得られるそう。
 
【金沢フォーラス】能登ヒバってなぁに?
 
次は、同じく輪島市の「鳳至木材」さんへ。
 
【金沢フォーラス】能登ヒバってなぁに?
 
【金沢フォーラス】能登ヒバってなぁに?

たくさんの種類の木材が並んでいます。中でも『能登ヒバ』は、強度が高く耐湿性に優れているとのこと。また、抗菌性も高く、香りがいいのも特長で、年々その良さが認知され、多方面で幅広く活用されているそうです。
石川県立図書館、鼠多門、今後は金沢城二の丸御殿の改修にも使われるそうですよ。
 
【金沢フォーラス】能登ヒバってなぁに?

最後は、多種多様な木材を取り扱っていらっしゃる製材所「フルタニランバー」さんへ。
 
【金沢フォーラス】能登ヒバってなぁに?

こちらの会社は、木の価値をあげたい!広めたい!との思いから、いろんなものを開発されています。例えば、『能登ヒバ』を使った楽器やアロマオイル、なんとビールまで!
くらしに木材を……とおっしゃる古谷さん。
その考え方は、感じよいくらしを提案している無印良品の考え方に通じるものがあるのではないでしょうか。
 
【金沢フォーラス】能登ヒバってなぁに?

この勉強会に参加して『能登ヒバ』だけでなく、わたしたちの身近にある「木」について、たくさん知ることができました。
また林業に携わる方たちの熱い想いに触れることができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。
ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。

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