こんにちは。無印良品COCOSA熊本下通です。
今回はスタッフ有志が店舗を飛び出して、田植えに挑戦してきました。
熊本市水保全課さまと無印良品COCOSA下通店のコラボで、田植えイベントが実現したのです。
阿蘇の伏流水が地下水となって流れる熊本市は、人口50 万人以上の日本の都市では唯一、上水道を100%地下水でまかなっている水の都。そして、他の土地に比べて、水が5~10倍も浸透しやすい特徴があり、熊本の地下水を守るうえで重要な役割を果たしているのが、大津町・菊陽町の水田です。
というわけで「田植えを楽しみながら、熊本の水資源の大切さを学び、守ろう」という趣旨のもと、子どもから大人まで6組17人が菊池郡菊陽町にある富永 連(とみなが つづく)さんの田んぼに集まりました。
さっそく靴を脱いで田んぼに入ると「わぁ、泥が温かい」「気持ちいいね〜」と歓声が上がります。
富永さんや近隣の農家さんのご指導のもと、いよいよ田植えがスタート。皆さん最初は戸惑っていましたが、すぐに上達しペースアップしていましたよ。
「ここらへんも、随分と米農家が減ってしまいました。こうやって農作業を体験してもらって、少しでも興味を持ったり、身近に感じたりしてもらえたら嬉しいな」とお話してくださった富永さん夫妻。「こうやって、みんなに体験してもらうのも楽しいね」と終始ほがらかな笑顔で指導してくださいました。
1時間半ほどの田植え体験を終えると、用水路で泥を落とし、公民館で熊本の水についてのミニ勉強会を。
熊本市水保全課の篠原さんから「阿蘇に降った雨は、何年くらいかけて熊本市の水道水になるでしょうか?」とクイズが出題されると、すぐさま「はい、20年くらいです」と小学生の参加者さんが大正解。これには周りの大人もびっくりです。
「熊本市は水に恵まれすぎていて、貴重なものという意識が薄くなってしまいがち。でも、使い続ければ必ず減ってしまうものだから、大切に守っていきましょうね」というメッセージに、皆で頷き合いました。
ちなみに、今回植えた稲の苗「くまさんの力」からは、3〜4株からお茶碗約1杯分のお米が収穫できるそう。同じく3〜4株の苗を植えると、お風呂約6杯分の地下水の保全につながるそうです。
興味深いお話を聞いた後は、無印良品のジュートバッグにぎっしり詰まった野菜をお土産にお渡しして解散。「また秋の収穫イベントで会いましょうね」と挨拶を交わしながら、清々しい初夏の1日が過ぎていきました。
次回は少し先になりますが、秋の収穫イベントを予定しています。またレポートしますので、ぜひお楽しみに。
Information
無印良品では「自分で詰める水のボトル」を販売しているほか、熊本県内3店舗や熊本市役所、動物園などに給水器をご用意し、大切な水資源を守る&サスティナブルな暮らしのご提案をしています。
ボトル用給水機設置施設
無印良品COCOSA熊本下通
無印良品イオンモール熊本
無印良品ゆめタウン光の森
熊本市役所本庁舎
託麻まちづくりセンター(東区)
西部公民館(西区)
南部まちづくりセンター(南区)
植木文化センター(北区)
水の科学館
花畑広場サービス棟(中央区)
熊本市動植物園(東区)※有料ゾーン