資源の循環を考えたものづくり 素材に還るフリース

無印良品は、限りある資源を守るために「循環型のものづくり」に取り組んでいます。
リサイクル時の分解・分類といった複雑な作業を省ける、再資源化しやすい「単一素材」でフリースをつくりました。

商品紹介

婦人 素材に還るフリースカーディガン モデル着用イメージ①
婦人 素材に還るフリースカーディガン モデル着用イメージ②
婦人 素材に還るフリースカーディガン モデル着用イメージ③

モデル身長:170cm/Lサイズ着用
※掲載のない商品に関しては参考商品となります

その他着用商品
紳士 素材に還るフリースカーディガン モデル着用イメージ①
紳士 素材に還るフリースカーディガン モデル着用イメージ②
紳士 素材に還るフリースカーディガン モデル着用イメージ③

モデル身長:183cm/Lサイズ着用
※掲載のない商品に関しては参考商品となります

その他着用商品

冬場はアウター下に着込むのもおすすめ

軽く、ふっくらとした着心地でありながら薄手の仕様のため、肌寒くなり始めた季節はアウターとして、冬が深まりぐっと冷え込む季節はアウター下に着込むミドラーとしてもおすすめのアイテムです。秋冬シーズンを通して永く愛用いただけます。

商品ラインナップ

無印良品が取り組む

「循環型のものづくり」とは

なぜ、単一素材でつくると
資源の循環に貢献できるの?

素材に還るフリース パーツ

衣服を再び原料や繊維にするリサイクルの割合は、世界全体でも年間でつくられる衣服の1%にも満たないといわれています。なぜなら、一般的な衣服は、さまざまな異なる素材を組み合わせてつくられており、それらを繊維へリサイクルするためには素材別に分解や分類をする必要があるからです。リサイクルが簡単に進まない理由の一つとして、これらの作業にかかる手間や技術的な課題があげられます。
いっぽう「素材に還るフリース」シリーズは、身生地をはじめ、ボタンなどの付属品や縫製糸まで、すべてのパーツが「PET(ポリエチレンテレフタレート)」という一種類の素材でつくられています。これにより、リサイクルに際しての課題である素材別の分解や分類の工程がなくなり、再資源化しやすくなりました。​​​

* 参考: NEDO「繊維製品の資源循環システムの構築に向けた技術開発について」

衣服の繊維から繊維への
リサイクル工程イメージ​

衣服の繊維から繊維へのリサイクル工程イメージ​

一般的な衣服の場合

  1. 回収された衣服は素材ごとに選別されます。

  2. 次に、ファスナーやボタンなどに分解。

  3. 衣服のパーツはさらに素材別に分類されます。

  4. ポリエステル素材はプラントでケミカルリサイクルされ、ポリエステルのチップへと生まれ変わります。

  5. ポリエステルのチップからは、繊維や衣服が生産できます。

単一素材のフリースの場合

  1. 回収された衣服は素材ごとに選別されます。

  2. ポリエステル素材はプラントでケミカルリサイクルされ、ポリエステルのチップへと生まれ変わります。

  3. ポリエステルのチップからは、繊維や衣服が生産できます。

❷分解、❸分類の工程が不要に!

無印良品が循環型の
ものづくりをする理由

日本の廃棄衣料はシロナガスクジラ2550頭分

日本の廃棄衣料は年間約51万トンといわれていて、これは最大で体重200トンになるシロナガスクジラ2,550頭分にあたります。これらの衣料をごみとして廃棄するのではなく資源として活用し、限りある資源を守ることは、現代社会における重要な課題です。
無印良品はその誕生以来、環境・社会に配慮した3つの視点、①素材の選択 ②工程の点検 ③包装の簡略化 を守りながら商品をつくり続けてきました。そしてこれからも、資源循環型・自然共生型・持続可能な社会の実現に向けて、リユースやリサイクルまでを考慮した「循環型のものづくり」を進めていきます。​

* 参考:環境省 令和2年度 ファッションと環境に関する調査業務-「ファッションと環境」調査結果

資源循環の仕組みを支える
MUJI CYCLE

資源循環の仕組みを支えるMUJI CYCLE

無印良品は、あらゆるお客さまの日常生活を支えることを目指し、永く使える商品の開発を行うとともに、環境負荷の低減に向けて、資源回収、資源循環の取り組みを進めてきました。「MUJI CYCLE」は、長年ご愛用いただいた商品をお店で回収し、リユース商品や再生資源として活用するリユース・リサイクルの取り組みです。
「素材に還るフリース」もまた、お客さまにご愛用いただいた後は、「MUJI CYCLE」を通して回収され、シンプルな再資源化のプロセスを経て素材へと還ります。

無印良品はこれからも、自然とのより良い関係を考え、地球資源の循環を基本としたものづくりを強化していきます。

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