
秋冬にぴったり。
香りも楽しめる
「かりん」のシロップづくり
11月に旬を迎える「かりん」。
そのままでは渋みが強く、生食をしないためあまり馴染みがないかもしれませんが、のど飴の原料と聞くとピンと来る人も多いのではないでしょうか。
原産地の中国ではおよそ2000年前から、漢方の生薬として利用されてきたといい、日本でも古くから乾燥した喉を潤すために加工して使われてきました。
かりんに含まれるポリフェノールには、喉に有効な抗菌・抗炎症作用があると言われています。
また、ビタミンCやタンニン、クエン酸、食物繊維などの成分も豊富で、美肌・疲労回復・整腸作用などさまざまな効果が期待できる万能フルーツと言えます。
かりんの甘く芳醇な香りに
つつまれながら

かりんの甘く芳醇な香りに
つつまれながら
ずっしりと重みのある果実のかりんは、簡単に香りのよいシロップ漬けが楽しめるのも魅力です。
今回お届けするかりんは、奈良の「堀内果実園」でひとつひとつ丁寧に手摘みされたもの。
果実が黄色く色づき、表面に天然オイルが出てツヤツヤとし始め、よい香りが漂い始めたら熟した合図です。
かりんの甘く芳醇な香りにつつまれながら
「かりんシロップ」を仕込んでみましょう。
取り扱い商品
3ステップで簡単
「かりんシロップ」の
つくり方
かりんシロップは次の3ステップで完成。とてもシンプルで簡単です。

材料
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かりん
お好みの量
-
氷砂糖
かりんと同量
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保存瓶
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1
かりんを1cmくらいの輪切りにする
- 瓶に入らない場合は半分にカットしてください
- とても固いので手を切らないように注意してください
-
2
消毒した保存瓶に氷砂糖と交互に入れる
-
3
2〜3ヶ月冷暗所に保管する
できあがったら、水や炭酸、
お湯で割ってお楽しみください。
夏にはかき氷シロップとしても
おすすめですよ。
おいしいかりんが育つ環境

「堀内果実園」は奈良県五條市西吉野町にあるフルーツ農園です。1903 (明治36)年に開墾した畑で、かりんの他、柿や梅、ブルーベリーなどを育てています。もともと柿を栽培していた畑にあるおよそ100本のかりんの木。なだらかな傾斜で日当たりも風通しもよく、適度な寒暖差によりおいしいかりんが育つと言います。
「かりんは喉の美容液とも呼ばれています。また、美肌効果やリラックス効果もあるといわれているので、ぜひかりんのパワーを実感してみてくださいね」と生産者自慢のかりんをお届けします。
この秋、香りと味が楽しめる「かりんシロップ」づくりに挑戦してみませんか。