明治36年開墾、奈良県吉野の果実園から届ける旬のフルーツ

明治36年開墾、奈良県吉野の果実園から届ける旬のフルーツ

諸国良品

2020/05/22

杉やヒノキなどの材木が有名な奈良県吉野地区は、日本一の柿の産地でもあります。明治36年開墾の「堀内果実園」では、木を粉砕して作ったチップを用いたフカフカの土壌で、柿をはじめとした旬のフルーツを年間を通して栽培しています。現在は6代目が園地を守り、果物の販売のほか、ドライフルーツなどの加工品の企画・生産・販売にも力を注いでいます。

堀内果実園のある五條市西吉野町では、大正末期頃から柿の植え付けが開始され、耕地を果樹畑に転換したそう。昭和49年には全国一の柿の産地を目指して、国のパイロット事業がスタート。それまで開墾が困難とされていた山や急峻地も開発され、一大果樹産地が誕生したといいます。

そんな堀内果実園では現代表の祖父の代から、梅の栽培を本格的に始めました。梅栽培の難しいところは、その年によって収穫量が大きく変わってしまうこと。梅の花が咲く頃の気象変動によって受粉が安定しないため、年次変動が激しいと言われています。

受粉を助ける為、開花時には園地にミツバチを放し、受粉作業を手伝ってもらっています。私たち人間の力以上の自然の力を日々感じながらの農作業。だからこそ収穫期を迎える時期は、可愛くて仕方ありません。

今年は現状、例年通りの実ぶり感、収穫量が見込めそうです。仕上がりが楽しみになる“梅しごと”。ぜひ自分好みの味を作ってみてください。

生産者紹介

  • 堀内果実園

    生産者名 堀内果実園 詳細

    明治36年開墾の果実園。柿のほか、梅、ブルーベリー、すもも、かりんを栽培。「くだものの美味しさをそのままお伝えしたい」と、果物の風味を生かした無添加加工品の製造にも力を入れている。「ご先祖様から受け継いだ園地を1年を通じ、収穫の日を想定して園地を整え、木々の形成、摘蕾作業を行い、守っております。同じように育てていてもその年その年で様々な表情を見せてくれるくだものたち。“今年の味”をお楽しみ頂けたらと思います」

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