森林率84%の高知県。なかでも、もくレースが作られている嶺北地域は森林率90%で、“高知のチベット”と呼ばれているほど山深い場所。知る人ぞ知る、見事な棚田も広がっています。
そんな四国吉野川の源流で育てられた杉は、ピンク色のやさしい木肌が特徴です。一般的に、杉材は柔らかく、耐久性を維持するのが難しいといわれますが、香りが立って、優しく温かいという利点もあります。
また、木目の美しさを活かすため、あえて塗装はしていません。天然素材だからか、自然の中にスーッと溶け込みます。コースターとしてはもちろん、花瓶やプランターマットとしても相性抜群です。
「忙しい日常のなかで、手にするとホッとするようなものを考えました。気に入ったものを大切に使う、丁寧な暮らしへのキッカケになれば」と、デザイナーの門田恵美さんは話します。