おつまみに欠かせない落花生。一般に流通している落花生は、焼かれたものがほとんどですが、今回お届けするのは早採りの大粒な“生”ジャンボ落花生です。農家さんが密かに楽しんでいる生落花生の塩ゆでは、病みつきになる味わいです。塩ゆでの他、落花生入りご飯もまた絶品。早採りの落花生は白くつるんとした状態で柔らかく、この時期しか味わえない贅沢な旬の味覚をお楽しみください。
落花生がどのように生るかは、あまり知られていないかもしれません。花が落ちたところから地中へ弦が伸び、そこから実がなることから「落花生」と名付けられたんだそうです。そして、落花生はサヤから取り外し実の状態にすると、私たちが普段口にしている「ピーナッツ」と呼ばれるんだとか。
落花生の花言葉は「仲良し」。その言葉を象徴するような親子が営む「浜根農園」は、鳥取県中部、北栄町にあります。鳥取ならではの砂丘土壌は水はけが良く・柔らかく、独特の農業技術が必要になります。この地で4代に渡って農地を営む浜根親子には、そのノウハウが蓄積されており、栽培期間中、農薬・化学肥料を使用せず育てられています。
浜根農園では地域の人へも食について考えるきっかけとなってもらえればと、いちごにぶどう、らっきょうにサツマイモなど、四季折々の作物を育て、その収穫体験を行っています。地域でも仲良し親子で評判の浜根農園へは、親子に会いに訪れる方も多いんだそう。
なかでも栽培している息子の裕介さん自身が、毎年、楽しみで仕方がないという作物が落花生なんだそうです。収穫したての生落花生は、白くてサヤからやわらかい。塩ゆでにしたものを食べさせて頂くと、本当にやわらかくて食べだしたら止まりません。普段食べているピーナッツとは全く異なる味わいです。
塩ゆでにしても良し、ひと手間加えて落花生ごはんにするも良し。この時期しか味わえない生落花生を贅沢に味わってみてはいかがでしょうか。