風土に根ざした伝統の森林栽培

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諸国良品

2018/05/11

近年、多発する獣害や自然災害などの影響により、しいたけ栽培の形態はより安定した菌床栽培やハウス栽培に移行してきています。そんな中、ヤマザキ椎茸園の原木乾しいたけは、古くから伝わる栽培技術を継承し、しいたけが自然に生えてくるのと同じ環境で育つ森林栽培にこだわっています。じっくりと時間をかけて栽培した乾しいたけは、しいたけが本来持っている香り、旨味、肉質をそのままお楽しみいただけます。

「しいたけが喜ぶ環境を整えてあげさえすれば、必ずしいたけは美味しく育つ」という信念のもと、ヤマザキ椎茸園では発生そのものに手を加えるのではなく、まず最適なほだ場づくりに力を注いでいます。

栽培に使用する原木はすべて県内で自ら伐採しています。普通では扱われない大径木を使うこともこだわりの一つです。大径のほだ木からは、肉厚で歯ごたえのある上質のどんこがよく採れます。

収穫したしいたけは、専用の乾燥機で2日かけて乾燥させます。しいたけは天日干しすることで香り、旨味、ビタミンDなどの栄養素が増幅しますが、日当たりのよい雑木林で育ったしいたけは、同様の効果を得ています。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 ヤマザキ椎茸園

    生産者名 ヤマザキ椎茸園 詳細

    1958年、伊勢三山の一つ白猪山の山腹にて、初代園主・山嵜一郎が椎茸栽培事業を開始。栽培形態の工業化が進む中、あくまで森造りを主眼に置く森林栽培にこだわった二代目・山嵜保は、栽培拠点を平地林の多い多気松阪地域に移します。暖かい雑木林で育った椎茸は、肉質や香りが特に傑出し、平成27年度 農林水産祭において内閣総理大臣賞を受賞。そのこだわりは三代目・山嵜隆にも引き継がれ、現在では海外でも高い人気を得ています。

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