代表の木村由紀子さんのお父様はピーナツが大好物だそう。そんなお父様の「おいしいピーナツバターが食べたい」と言う言葉がきっかけで、お母さまが長年試行錯誤を繰り返し、食品添加物を加えずに丁寧に作り上げた手作りピーナツバターです。
原料の千葉半立は草が上を向く品種と横に伸びる品種を掛け合わせて誕生したことから「半立」という名前になったそうです。他品種にはないコクと風味が豊かなこの品種は、最高級品種として愛され続けられています。
しかし、横に伸びる性質なので場所をとる事と収穫に手間がかかる事。他品種に比べ、晩生(おくて)と言い、栽培期間が長い事。農業従事者の高齢化もあいまって、作業の大変な半立の作付農家が減少しているそうです。
収穫された落花生はボッチで1か月かけて冬の北風でゆっくりと乾燥され、その間にデンプンがショ糖に変化し、甘味が増すのだそう。半立という品種、そしてボッチを見られる冬の風景も後世に残したいと、木村さん。
老舗の職人に丁寧に焙煎してもらった落花生を薄皮ごと使用することで、半立の持つ風味を最大限に引き出せるとのこと。手作業でクランチにすることによって食感も楽しめるよう考えられています。
風味豊かなピーナッツバターは、スタンダードにパンに塗るだけでなく。カナッペなどでチーズと合わせたり、アイスのトッピングや、ドレッシングに使うなど、様々な料理をおいしくしてくれるアクセントにも最適です。