岡本さんは元農林水産省で事務を担当していた職員。地元館山から上京して仕事を始めた当時はほとんど農業に関心はありませんでしたが、仕事柄農業の課題や農業体験にて農に触れるうちに農家を志すようになりました。
決意を固め向かった先は「土佐自然塾」。有機農業の技術的方法や経営について学ぶこと1年、館山にて土地を探すと、人から人へご縁が繋がり、条件の良い理想的な土に出会えたそうです。
土佐で学んで館山で農業を実践した岡本さんが体験したことは、気候や土によって農法が異なること。同一の農法は同一の土にしか通用しないと考える岡本さんは、この土地だからできる独自の有機農業を模索しています。
とはいえ岡本さんの有機農業は、無肥料栽培。植物を育てることで土を肥やし、土の力以外は何にも頼らないシンプルな農法です。ただ、この方法で野菜がしっかりと育つまでには時間がかかったといいます。
それでも諦めずに土の力を信じること5、6年を過ぎた頃から、作物がよく育つようになりました。有機農業に病虫害のリスクはつきものですが、害虫や病気も少しずつ少なくなっていったということ。
出荷量に限りがありますが、有機農業の中でも特に難しいとされている無肥料栽培に挑戦し、時間をかけて土作りをおこなってきたおかもファームの季節野菜パックにご興味ある方はこの機会にお試しください。